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【採点】チャンピオンズリーグ準々決勝モナコ戦 2nd Leg

 現地4月22日に行われたチャンピオンズリーグ準々決勝モナコ対ユベントス戦は両者互いに譲らず、0-0 で終了した。その結果、トータルスコア 1-0 でユベントスの勝ち抜けが決定した。

モナコ対ユベントス

 ユベントスは戦前に予想された 3-5-2 のシステムで試合に挑む。開始1分にキエッリーニのスリップが大惨事を呼び起こす可能性があったが、イエローカードの提示とモナコのFKのキックミスで難を逃れることができた。その後は互いの守備陣が相手攻撃陣にシュートまで持ち込ませない展開が続き、試合終了のホイッスルを耳にする展開となった。

 

 出場したユベントスの選手達への個人的な採点は次のとおりです。

GK: ブッフォン 6
 安定したセービングを披露し、チームの勝ち抜けに大きな役割を果たした。1戦目と比較すると守備陣が安定していたこともあり、決定的なセーブを要するシーンがほとんどない状態にまでディフェンスを安定させれたことが大きい。

CB: バルザーリ 6.5
 『壁』として90分間モナコの攻撃を跳ね返し続けた。マルシャルに効果的な役割をさせず、危険な場所に真っ先にいたのはこの試合では常にバルザーリだった。

CB: ボヌッチ 6
 中央でディフェンスをまとめ、モナコの攻撃を防ぎ切ることに成功した。

CB: キエッリーニ 5.5
 試合開始直後にスリップしたことが示すようにピッチに苦労した中の1人だった。だが、カードをもらってからは過度なハードタックルは消え、プレー単体では良い内容だったと言えるだろう。

WB: リヒトシュタイナー 6.5
 対面するSBのクルザワに対応したり、守備では自陣エリア内で空中戦に参加したりと大忙しの1日だった。ピルロからのロングフィードの受け手になるなど攻守において存在感を存分に発揮していた。

WB: エヴラ 6.5
 安易に1人で対応せず、キエッリーニやビダルと数的優位を作り出しボール奪取に成功し続けた。“経験”がどれだけ大きな武器になるかを示したラウンドだったと言えるだろう。

MF: マルキージオ 6
 キエッリーニのサイドが狙われたこともあり、スポットライトが当たることはあまりなかった。カウンターのスペースを消すなど堅実な仕事を最後まで続けれたことが大きい。

MF: ピルロ 6.5
 上手くエネルギーをコントロールし、フル出場を行うことでチームの助けになっていた。効果的なロングフィードとクロスバーに当てたフリーキックの精度は何度でも賞賛できるものだった。

MF: ビダル 6
 扁桃炎で出場そのものが危ぶまれたが、その情報が誤報であったかのようなにピッチ上を駆け回っていた。

FW: モラタ 5
 上手く身体を使ったポストプレーは良かったが、全体的に動けておらず、判断も少し遅れがちであった。9番を背負うからには、テベスが並走する形のカウンターで自分が素早くシュートまで持ち込むという姿勢が見られなかった点も残念だ。

FW: テベス 5.5
 (アッレグリから指示があったとしても)スプリントの回数が少なく、歩いていることが多く見られた。ボールを持った時の重心が低いドリブルは普段通りであったが、自分からボールに絡もうとしない点が奇妙な印象を持った。

 

【交代選手】

FW: ジョレンテ 6
  出場したフォワードでモナコに最も脅威を与えた選手。シュートにまでは持ち込めなかったが、サイドに流れ、時間を作り、突破までを1人で行っていた。彼が投入されてからチームがコーナーキックを獲得する機会ができたのだから貢献度はトップクラスである。

FW: ペレイラ 6
  ビダルに代わり、中盤で試合を終わらせるために奔走した。簡単にボールを失わず、時計を進めるという狡猾なプレーをやってのけた働きは評価される。

WB: パドイン ー
  エヴラに代わって数分間の出場。出場時間が短いので評価対象外。

アッレグリ監督 6.5
  このラウンドを突破するために必要な結果を出すことで自身の評価を高めることとなった。選手のスリップは計算外なのだろうが、キエッリーニはドルトムント戦、モナコ戦と続いていることが気がかりな点ではある。調子の悪かったモラタから1人でも前線でタメを作れるジョレンテに早めにスイッチしたり、病み上がりのビダルを交代させたり、延長を見越してギリギリまで3枚目の交代カードを温存したりと準備に余念がなかったことは素晴らしいと言えるだろう。