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【試合後コメント】セリエA第30節 パルマ戦

 エンニオ・タルディーニでのパルマ戦で 1-0 の敗戦を喫したユベントスアッレグリ監督とストラーリ選手がメディアを通じてコメントを発表しました。

 

 マッシミリアーノ・アッレグリ監督
「前半の出来は平均的なものであったが、ハーフタイムを挟んだ後半は非常に良くない出来だった。敗戦は当然のことです。今日は大事な試合でしたが、我々は主導権を取ることが出来ませんでした。我々は強さを取り戻す必要があります。

 残り8試合となったリーグ戦で(2位)ローマと(3位)ラツィオに対するアドバンテージを確固たるものにするという点でこの試合は大事なものでした。我々はアプローチを間違えたのです。

 欠場した選手がいたことは言い訳になりません。試合に勝てなかったという現実だけが残されているのです。我々はすばらしい闘争心を持ったパルマの選手と競り合いで勝つことができませんでした。

 後半に我々が自らのミスでチャンスを3, 4度潰している間にパルマの選手たちは良いパフォーマンスを見せていました」

 

 マルコ・ストラーリ選手
「今夜は何かが間違っていました。シュートは少なく、あらゆる点でお粗末なパフォーマンスでした。しっかり準備をして、3ポイントを獲得し、リーグでのリードを保ちたかっただけに残念です。

 数字上はまだリーグは終わっていないので、私達は警戒を続ける必要があります。明日、私達は火曜日の試合に向けて気合いを入れ直します。私達は負けることや上手くプレーできないことに慣れていないので、今日起きたことに困惑しています」

 

 

 今シーズン、ユベントスが負けた試合はアウェイで 1-0 によるものが非常に目につきますチャンピオンズリーグアトレティコ戦、オリンピアコス戦はいずれも試合へのアプローチに失敗し、セリエAジェノア戦は最後まで守り切ることはできなかった結果、負けることとなりました。

 どの試合も低調なパフォーマンスで、相手に先取点を与えてしまい盛り返すことができなかったという特徴があります。とは言え、内容が優れない中でも勝ち点を拾って来たから、今節前の段階で2位との勝ち点差が14という現実があることを見落としてはいけません。しかし、この試合はターンオーバーをしたことで試合内容が悪かったのですから、ベストメンバーで試合の入り方に失敗した試合とは別物として考える必要があるでしょう。

 ヨーロッパの舞台で復権するには「上手いターンオーバー」が不可欠となります。選手層が(極端に)薄かったり、メンバーが固定されていると足下をすくわれる可能性が高くなりますし、世代交代や選手間の競争が阻害されるという見落とせない弊害が出てくるでしょう。この試合に関して言えば、テベス選手がいないときの攻め手の確立とジョレンテ選手の有効な使い方をチームで共有する必要があったと言えます

 チームスポーツである以上、1人の選手だけですべてを完結することは不可能だという前提でチーム作りをする必要があることが如実に示された一戦だったと言えるでしょう。今よりもさらに良いチームを作るために必要な課題が明らかになったと考え、次につなげることができればこの敗戦にも価値があったと言える日が来ると思われます。