『メディアセット』によりますと、ユベントスとミランの間で所属選手が結果的にトレードされることになるのではないかと報じています。
まず、ユベントス入りが噂されているのはマッティア・デ・シリオ選手です。SBとして左右どちらでもプレーでき、23歳と若いため、リヒトシュタイナー選手の後継者として白羽の矢が立つ理由でもあります。
デ・シリオ選手はアッレグリ監督の下でトップチームデビューを果たしていること、今シーズンはアバーテ選手とアントネッリ選手の控えとなっており、夏に移籍する可能性が取り沙汰されています。
ユース出身者を重宝すると見られているブロッキ新監督となってからも序列が変わることがなければ、新天地を求めることも十分に考えらえれるでしょう。アッレグリ監督がデ・シリオ選手を現在でも高く評価しているようであれば、獲得交渉は前進すると思われます。
逆にユベントスからミランに移籍する可能性があると名前が出ている選手は2人います。
1人目はマルティン・カセレス選手。今夏にユベントスとの契約が満了するため、ミランも獲得に興味を示していると報じられています。
しかし、イタリア国内でもローマやナポリといったチャンピオンズリーグ出場権を獲得できるチームが触手を伸ばしていますので、争奪戦になる可能性があります。資金力に不安のあるミランにはあまり歓迎すべきことではないでしょう。
そして、2人目はシモーネ・ザザ選手です。ただ、ザザ選手の場合はミランが獲得に乗り出すには条件があると見られています。
それはチーム得点王であるカルロス・バッカ選手が引き抜かれた際の代替選手として獲得する場合です。
経営赤字に陥っているミランはバッカ選手に対して、それなりの移籍金が提示されれば、移籍を容認せざるを得ないと見られています。首脳陣は “イタリア人によるチーム” を構築する希望を口にしていますので、ザザ選手がその場合は抜擢される1番手と見られています。
実際に移籍劇が起きるかは不透明です。噂が現実になることもあれば、噂のままで終わることもあるでしょう。
ユベントスは右サイドバックの後継者探しを本格化させる必要はありますが、モラタ選手がレアル・マドリードに買い戻される可能性が高い中でザザ選手を放出することに前向きになるとは想像しづらいものがあります。
監督によってチーム編成は変わってきますので、まずはアッレグリ監督が来季以降もユベントスの指揮を執っているのかが関心事と言えるでしょう。