イギリスの大衆紙『ザ・サン』はマッシミリアーノ・アッレグリがチェルシーの第1候補だと報じています。
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アトレティコを率いるディエゴ・シメオネが本命視されていたのですが、シメオネ監督のスタイルがアブラモビッチオーナーの期待するサッカースタイルと大きく異なることがマイナスです。
ディエゴ・コスタの能力を遺憾なく発揮させられる見込みはありますが、「バルサのようなプレーはアトレティコに似合わない」と公言するほどですから、攻撃的なサッカーを希望するチェルシーのオーナー側が難色を示す理由になり得るでしょう。
アッレグリ監督ですが、コンテ前監督の辞任を受けて急遽就任したユベントスでスクデットとカップ戦の2冠を達成し、チャンピオンズリーグでは決勝にまで駒を進めました。
チェルシーよりも資金力で遅れを取るユベントスを率いて、欧州の舞台で結果を出し、アブラモビッチオーナーが容認できる攻撃的スタイルを押し出しているとなれば、オファーが存在しても不思議ではありません。
モウリーニョのスタイルはコンテと同様に選手を “追い込む” 形がベースにありますので、その後任者としてアッレグリ監督は正に適任です。また、ユベントスから支払われている年棒の倍額以上(800万ユーロ)は提示されるとも噂されており、引き抜きはあり得る話だと言えるでしょう。
イタリア人指揮官としてはレスターを率いるラニエリ監督もチェルシーへの復帰を虎視眈々と狙っていると思われます。チェルシーがどの指揮官にチームを委ねるかによって、監督人事が連鎖的に決まることになるのではないでしょうか。