本格化した 2026 FIFA W杯・北米大会の欧州予選でオランダ代表として招集されたコープマイネルスは戦術的な理由で現地9月4日(木)に開催されたポーランド代表戦ではベンチ入りメンバー外となりました。
負傷が原因でなかったことは朗報ですが、コンディション面を考えると手放しには称賛できないでしょう。

コープマイネルス選手がオランダ代表でベンチ入りメンバー外となった理由は「チーム内競争の結果」でしょう。
- ポーランド戦に先発したオランダ代表の中盤 MF
- F・デ・ヨング: 1997年5月生(28歳)
- ラインデルス: 1998年7月生(27歳)
- フラーフェンベルフ: 2002年5月生(23歳)
- ポーランド戦でベンチ入り
- スハウテン: 1997年1月生(28歳)
- Q・ティンバー: 2001年6月生(24歳)
- ポーランド戦でメンバー外
- コープマイネルス: 1998年2月生(27歳)
- スタイン: 2001年11月生(23歳)
次世代の主力選手にも経験値を配分する必要のある代表チームでは「年齢層のバランス」が重要ですし、クーマン監督がポーランド代表戦で先発起用した中盤 MF の3選手は実力と年齢のバランスが見合った最適解です。
控えには中堅と若手を配備し、PSV で主力として出場機会を確保しているスハウテン選手に “今回は” 軍配が上がりました。したがって、コープマイネルス選手のオランダ代表での立場は「所属クラブでの活躍次第」と思われます。
具体的に言及すると、コープマイネルス選手がオランダ代表に返り咲くには「ユベントスでロカテッリ選手からレギュラー・ポジションを奪い取ること」が求められます。
現状のコープマイネルス選手は「サポートメンバー」。オランダ代表の主力選手に負傷離脱者が出ない限り、チャンスは訪れません。
しかし、ユベントスでレギュラー・ポジションを奪取し、チームを(昨シーズンよりも)上位に導く原動力になっていた場合は違います。「捲土重来」を体現したことになるため、代表チームでの評価も一変するからです。
ユベントスでコープマイネルス選手とポジションを争うことになるロカテッリ選手は「主将」を担当しているため、他の選手と比較するとポジション争いに巻き込まれにくい立場であることは事実です。
しかし、パフォーマンス面では「ロカテッリ選手とコープマイネルス選手のポジション争いが起きるのは当然の状況」です。トゥドール監督がチームの現状を踏まえた判断をどのタイミングで下すのかに注目です。