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ガゼッタ紙で「コープマイネルスのボランチ兼務」が提言されるも、実現には序列などの問題が…

 『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が「シャドーの位置から3列目に下がって配球する役割をコープマイネルスに担わせよう」と起用方法に対する提言を行っています。

 これはアタランタ時代に担っていた役割であり、コープマイネルス選手にとってはプラス効果が期待できるアサインメントと言えるでしょう。ただ、周囲の選手との兼ね合いがネックになると思われます。

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特長と役割が合致していなかったコープマイネルス

 コープマイネルス選手がアタランタ時代の輝きを発揮できずに苦しんでいる理由は「『選手としての特長』が活きるアサインメントが割り当てられていなかったから」でしょう。

  • ガスペリーニ監督のアタランタ
    • 3-4-2-1 の『左シャドー』がスタートポジション
    • 実際のプレー位置は『ボランチ』か「左サイドライン際』
      • 本来のポジションである『トップ下』よりも “相手チームの監視が緩い位置” でボールに関与する
  • チアゴ・モッタ監督のユベントス
    • 4-2-3-1 の『トップ下』がスタートポジション
    • 実際のプレー位置も『トップ下』なので、「相手 DF と MF のライン間でのプレー精度」が要求される

 “ライン間でのプレーが特長ではないコープマイネルス選手” に『ライン間でのプレー精度が評価されるトップ下』でのプレーを要求し続けたのですから、低調なパフォーマンスに終始したのは「必然」と言われても仕方ありません。

 そのため、『アタランタ時代に担っていた役割を付与する提言』が出ることは自然なことでしょう。

 

「コープマイネルスとテュラムのダブルボランチ」はチーム首脳陣の選択肢から外れている

 ただし、その提言(=シャドーの位置から下がってボランチとして一時的に配球役を担うこと)には問題もあります。

 1つは「その役割を担うのがコープマイネルス選手でなくても良い」こと。コンセイソン選手やミレッティ選手も担えるからです。

 もう1つは「ボランチとして先発起用されている選手の “プレス回避能力” や “ビルドアップ能力” の問題から目を背けている」こと。

 『2列目の選手がボランチの空けたスペースにまで一時的に下がってボールを受けて配球する形』はあくまでも『プランB』。ビルドアップ時の基本形になるのは好ましくありません。

 主戦ボランチは「周囲のチームメイトとの連携で相手チームからのプレスは極力回避してビルドアップを担うべき」ですし、「ポジションチェンジ中の被カウンター対応」なども軽視できない要素だからです。

 

 コープマイネルス選手が「得点関与による貢献」よりも「守備面での献身」を好む “匂わせ” をしていることを考えると『ボランチ起用』が本心なのでしょう。

 ところが、ボランチはロカテッリ選手とテュラム選手の2人にレギュラーが確約された状態。チーム内競争が最も起こりにくく、2024/25 シーズンからの上乗せが望みにくいポジションと化しています。

 ロカテッリ選手とテュラム選手のダブルボランチが「他の選手に先発出場のチャンスを与える必要のないパフォーマンスを継続していた場合」はチーム内からの不満は出ないでしょう。

 パフォーマンスとデータに基づく健全なチーム内競争が 2025/26 シーズンのユベントスに持ち込まれるのかに注目です。