『スカイ・ドイチュラント』によりますと、バイエルンに所属するキム・ミンジェ選手の獲得にユベントスが興味を示しているとのことです。
「ジュントリ FD なら(バイエルンの思惑どおりに)キム・ミンジェ選手の獲得に乗り出す」との見立てが入った飛ばし記事と言えるでしょう。

キム・ミンジェ選手は1996年11月生まれの28歳。ナポリがスクデットを獲得したシーズン終了後の2023年夏に移籍金5000万ユーロでバイエルンに加入し、2028年夏までの現行契約を有しています。
ただ、ビッグマッチでの拙守が相次いだことで「2025年夏の移籍市場での放出は可」のレベルにまでクラブからの信頼度は低下していることが現状です。
だから、ユベントスがキム・ミンジェ選手の移籍先としてドイツ・メディアで報じられる事態になっているのです。
ユベントスの名前が出ているのは「キム・ミンジェ選手をベシクタシュからナポリに引き抜いたのがジュントリ FD だから」です。
キム・ミンジェ選手は「相手陣内でカウンターを芽を摘む潰し役」としては非常に有能ですが、「自陣内での守備対応(やビルドアップでの貢献)」は得意ではありません。
ユベントスは今年1月の移籍市場で “キム・ミンジェ選手とポジションが重複する左利きの CB であるケリー選手” を買取義務が付随した期限付き移籍で獲得しており、資金的にもキム・ミンジェ選手の獲得は困難です。
獲得に本腰を入れることは「ジュントリ FD の暴走」を意味するため、「パヴァール選手の獲得」という “当たり” を引いたインテルの補強戦略を引き合いに出されたとしても惑わされないことが重要になるでしょう。
2025年夏の移籍市場での動きは 2024/25 シーズンの最終順位次第となるため、まずはトゥドール監督が率いるユベントスがどのような形でシーズンを締めくくるのかに注目です。