イタリア・サッカー連盟(FIGC)から違法賭博問題で出場停止処分を受けたファジョーリ選手とトナーリ選手がミラノ地検による捜査を受け、余罪による追加処分を受ける可能性があると『スカイ・イタリア』などが報じています。
捜査上に名前が浮上した “利用者” についてはサッカーに賭けていなければ出場停止処分などが科されることはないでしょう。

ファジョーリ選手とトナーリ選手が出場停止処分を科された理由は「(無許可のオンライン・ベッティングサイトで)サッカーを対象にした賭けを行っていたから」です。
そのため、イタリア・サッカー連盟(FIGC)の連盟裁判所から「事実上の1年間出場停止処分」が下されました。
今回の捜査は一般司法であるミラノ地検が主導するもの。「サッカーを対象にした賭け」に関するスポーツ司法上の処分はすでに受けているため、このことを理由にした処分はすでに受けています。
ただ、ファジョーリ選手とトナーリ選手は「他のサッカー選手を勧誘」し、「胴元の決済に関与」した疑いが持たれています。この点に関する処分はスポーツ司法では行われていないため、関与の度合いによって追加処分が行われる可能性はあります。
一方でファジョーリ選手やトナーリ選手に勧誘された選手に関する処分の有無は「サッカーを対象にした賭けを行っていたか」で決まります。
違法賭博サイトを利用していた場合は日本の『単純賭博罪』と同様に罰金刑が(一般司法で)科せられますが、スポーツ司法で出場停止処分が科されることはありません。
だから、イタリアでは「疑惑の行為」ではなく「ファジョーリ選手や胴元とのやり取りが記録されたチャット内容」にスポットが当てられた記事が配信されているのです。
選手への出場停止処分が “新たに” 科される可能性は低いため、ギャンブル依存症対策を軽視していなければ大きな問題にはならないでしょう。世間の記憶から忘れられることも早いと思われます。