アリアンツ・スタジアムで行われた 2024/25 セリエA第5節ナポリ戦に 0-0 で引き分けたユベントスのチアゴ・モッタ監督および選手による試合後コメントを紹介いたします。
チアゴ・モッタ監督:
「特定のエリアまでは上手く進出することはできました。しかし、その先のエリアではスペースを閉ざす守備の良い DF を擁するチームと対戦するため、難しい状況にありました。
私達は良いパフォーマンスをしましたが、試合に勝つには不十分でした。後塵を拝することは誰にとっても良いことではありません。しかし、進んでいる道は正しいです。
喜ぶことはできません。私達の目標は常に勝つことだからです。
3試合連続で 0-0 の引き分け?同じ試合ではないですし、私は比較を好みません。異なるストーリーですし、異なる選手、異なる対戦相手だからです。
今日の試合ではナポリのような強敵を長時間に渡って封じました。
ヴラホヴィッチは良好です。何も問題はありませんし、良い前半を過ごしました。
ナポリに制限されていましたが、深さを出した攻撃を試みていました。私達は残り数メートルにまで到達していましたし、その部分を改善しなければなりません。
ウェアの投入は全員が深く押し入っていた前半の目先を変えるためです。異なる特性を持つ選手は良いパフォーマンスをする手助けになっています」
アンドレア・カンビアーゾ選手:
「私達はボールを上手く管理し、リスクはほとんどありませんでした。最後の数メートルでは精度を少し欠いていましたし、この点は改善しなければなりません。
私達は前線に強力な選手がいますし、改善の余地は大いにあります。
私はチームメイトのために有益になろうとしていますし、監督も常にそう言っています。最高のポジションを得ようとしていますが、まだ改善できる点は多く存在します」
ウェストン・マッケニー選手:
「得点せずに勝つことは難しいです。今日の試合では私達全員が勝利を目指しました。コープマイネルスもセカンドボールからゴールを狙いました。
ヴラホヴィッチ?もちろん、彼は得点を狙っていますし、いずれはゴールが生まれるでしょう。チーム全体が彼を得点できる場所に配置させなければならないと思います」
ピルロ監督の時と同様に「 “守備を固めた相手チーム” が出て来てくれずに攻めあぐねる」という状況に陥りつつあります。
ボローニャを相手に「ゴール前での守備を固める」で意思統一を図ることは簡単ではありませんが、ユベントスが相手なら「(ポゼッション勝負では劣勢になるので)守備を固める」は比較的容易です。
お祈りクロスが主体になっている運頼みの現状では攻撃が停滞することは避けられません。
『クロス攻撃』での状況打破を試みるのであれば、クロスの種類やターゲットの動きを改善・改良する必要があります。“押し込んだだけ” の現状では得点に結び付いていないため、どのように取り組むのかが重要になるでしょう。
また、今節はチャンピオンズリーグの試合があった週末に行われた試合であり、連戦での先発出場となった選手の動きは(重そうで)芳しくなかったことも事実です。
コンディショニングと攻撃精度の改善をチアゴ・モッタ監督がどのように行なっていくのかに注目です。