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Bチーム: 先制された上に PK を2本献上するもジェッラのゴールで追い付き、トラパーニと 1-1 で引き分ける

 2024/25 セリエC第5節が行われ、アウェイでトラパーニと対戦したユベントス・Bチーム(= Next Gen)は1点を先制されるもジェッラ選手のゴールで追い付き、試合は 1-1 で引き分けました。

 試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。

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表:出場選手一覧(2024/25 セリエC第5節 トラパーニ戦)
  選手名
GK 30: ダッファラ
DF 24: チティ
23: F・スカーリャ
33: ペロッティ(→ 39' st. 20: ダ・グラカ)
MF 6: コメネンシア
5: マッカ(→ 27' st. 21: パルンボ)
42: ペーテルス(→ 20' st. 73: ファティカンティ)
31:プクツカ(→ 20' st. 7: ムラッツィ)
FW 17: ジェッラ (C)
3: アフェナ=ギャン
79: セメド(→ 39' st. 74: パパドプロス)

 モンテーロ監督は 3-4-2-1 を選択。前節モノポーリ戦からは4選手の入れ替えを実施。CB はチティ選手とF・スカーリャ選手が新たに先発し、CF にはセメド選手を配置する布陣で試合に臨みます。

 

 最初に決定機を掴んだのはアウェイのユベントス。11分にマッカからのロングフィードに反応したアフェナ=ギャンが抜け出して左足シュートを放つも、ボールは枠のわずかに左を通過する。

 しかし、先にスコアを動かしたのはトラパーニ。13分に右サイドでのパス交換から抜け出したチオッティがドリブルの勢いを活かした鋭い右足シュートで GK ダッファラを破り、トラパーニが先制に成功する。

 先制を機に攻勢を強めるトラパーニは22分にF・スカーリャの不用意なプレーで PK を獲得。だが、カヌーテの PK は枠の上を通過してしまい追加点とはならず。ユベントスは命拾いをする。

 その後もトラパーニが主導権を握り続けたが、ユベントスはシュート精度の低さに救われて前半は 1-0 と1点ビハインドで折り返すことになる。

 ハーフタイムでの修正が先に機能したのはユベントス。47分にセメドがヘディングでのポストプレーでボールを落としたところをジェッラが左足シュートで応え、後半開始直後に 1-1 の同点に追い付く。

 だが、68分にユベントスは左サイドからペナルティーエリア内に侵入した選手をファティカンティが倒したプレーを PK と判定されてしまう。ただ、この PK を今度は GK ダッファラがストップ。ユベントスはまたも命拾いに成功する。

 ユベントスは79分にトラパーニのパスワークからカリッチに至近距離からのシュートを許したが、これも GK ダッファラが好守で応戦。

 その後も攻め続けられるもユベントスは前半の1失点のみで守り切ることに成功。試合は 1-1 で終了し、両チームが勝点1を分け合う結果となった。

 

 なお、モンテーロ監督は試合後に次のようにコメントしています。

パオロ・モンテーロ監督:
「2度の PK を獲得したトラパーニは多くの勝点を得るに値したでしょう。以前から言及しているようにこのような試合は選手達の成長に必要です。このカンピオナートでのフィジカル能力と複雑さは良く知っています。

 私達はグループ最高のチームの1つと対戦しました。満足はしていますが、試合開始直後のチャンスなど改善点は理解しています。それを実感できると試合の流れも変わってくるでしょう。

 後半は競えるようになり、苦しみもありました。ピッチ上で上手くプレーをするチームもありますが、目的は抵抗することです。監督として闘争心を伝えたいですし、選手達にはユベントスという偉大なクラブの一員であることを知って欲しいのです。

 チームはトラパーニからのプレッシャーの中でフットボールをプレーしました。いつプレーを試みるのか、いつ他のことが必要になるのかを理解しなければなりません。この点でも成長しています。

 カターニャでもチェリニョーラでも重要な経験を有するチームと対戦しました。グループCが異なることは知っていますし、競争力の魂があります。選手達は学ぶ必要がありますし、今回の序盤戦では実体験を積みました」

 




 

 主導権を握って精神的に優位な状況下で試合を進めることができれば理想です。そのためには「試合序盤に得たチャンスでシュートを枠内に飛ばせるか」は重要ですし、その注文が出るのは当然でしょう。

 その意味では「ペナルティーエリア内での不用意なタックルで相手に PK を与えること」は愚行として自重・改善をしなければなりません。今節では2度も PK をプレゼントして窮地に追い込まれてしまったからです。

 開幕から5試合を終えたユベントス・Bチームは勝点5を獲得しました。

 歴代のBチームは発足してから開幕5試合を終えて獲得した勝点は5から7の間。獲得勝点は例年どおりです。ただ、第6節以降に「チームの成熟度次第で獲得勝点に差が生じる」ため、ここからが本番と言えるでしょう。

 

 Bチームの次戦は9月26日(木)に予定されている 2024/25 セリエC第6節ピチェルノ戦です。

 昨シーズンのグループCを6位で終えたピチェルノは3勝2分の勝点11で2位とスタートダッシュに成功しています。実力のあるチームを相手にユベントス・Bチームがどのような戦いを見せるのかに注目です。