無観客のスタディオ・ルイジ・フェッラーリスで行われた 2024/25 セリエA第5節ジェノア戦に 0-3 で勝利したユベントスのチアゴ・モッタ監督および選手による試合後コメントを紹介いたします。
チアゴ・モッタ監督:
「ユルディズが中でプレーすることで外側が自由になりましたし、彼自身もプレーするより良いポジションを見つけたことでしょう。しかし、後半に良くなったのはそれだけではありません。
ボール回収が良くなったのは明らかです。そしてリードを得ると前線の強力な選手が相手をより苦しめました。良いプレーを継続していましたし、チャンスを作り続け、0-3 を超える可能性もありました。
先発した選手も交代出場した選手も良かったです。無観客だったため、ベンチにいた選手達の情熱が伝わって来ました。私達は強い選手達を擁していますし、団結すればより強固になります。
無失点が継続中なのは重要な事実です。すべては FW 陣から始まりますし、確かに強力な DF を擁していますが、守備フェーズはチーム全体で行うものです。
困難の中でも私達は団結しました。私は幸せです。重要なことを成し遂げようとするチームにとって非常に重要な事実だからです。
ヴラホヴィッチはポジティブなリーダーです。ピッチ上だけではなく、コミュニケーションやボディーランゲージにおいてもです。
改善し、グループと調和しなければならない時はあります。しかし、常に最善を尽くしていますし、トップで競いたいと思っている選手です。途中交代になったとしても私が満足していなかったということではありません。
私達にとって重要な選手ですし、ヴラホヴィッチもそのことは知っています。このように継続しなければなりません」
トゥーン・コープマイネルス選手:
「2面性のある試合でした。前半は私達が試合をコントロールしていたと思います。しかし、チャンスを得ることはできませんでした。
後半は私達の MF 陣などがポジションを変えました。私はヴラホヴィッチに近づいたことで上手く行きました。いくつかの瞬間では彼はより楽にプレーできたかも知れません。
その後は私達がチャンスを活かせたことを嬉しく思います。ボールを持った際はヴラホヴィッチは奥行きを取りますし、それを活用しなければなりません。特長ですし、得点に値します。
コンセイソンの初得点も嬉しいです。熱心にトレーニングをしていますし、負傷離脱から戻って来ての得点だからです。
勝点3を得たことは嬉しいですし、もっと良くできると認識しています。私達は正しい道の上にいると言うことができます」
ドゥシャン・ヴラホヴィッチ選手:
「ドッピエッタはもちろん嬉しいです。しかし、最も重要なのはチームの勝利したことです。このまま継続したいと思います。
私は常に 100% を尽くしますし、落ち着きを持って、ピッチ上での最善を尽くします。ストライカーが得点を決めれずに難しい時を過ごすのは普通のことです。しかし、今日の2得点という結果は幸せです。
以前にも言及したように重要なのはチームの勝利です。誰が得点するかは関係ありません。
コンセイソン?嬉しいです。良い形で馴染んでいますが、適応には時間を要します。彼はイタリア語を話していますが、完璧主義者なので主にポルトガル語を話しています。しかし、相互理解に問題はありません。
非常に強い選手ですし、私達に大きな手を差し伸べてくれるでしょう。負傷離脱した時は残念でしたし、数多くのアシストを決めてくれることを期待しています」
両チームともに『事前に準備した攻撃のパターン』を繰り出すことに執着していましたが、均衡が “エピソード” によって崩れると中央に生じたスペースをユベントスが有効活用できるようになり、ユベントスが試合の主導権を完全に握った試合でした。
4試合ぶりの勝利を手にしたことは「ポジティブな結果」ですし、出場機会のなかったローヒ選手や負傷明けのコンセイソン選手などを実戦起用できたことも大きなプラス材料です。
一方で「セリエAで開幕6試合連続無失点の守備」は “盤石” ではなく “薄氷” であることに留意する必要があります。
ブレメル選手は “替えの利かない存在” となっていますし、週2試合の過密日程が進行するシーズン中盤戦では「ブレメル選手に休養を与えること」も必要になるでしょう。その準備を進めておけるのかは重要になるはずです。
ユベントスは10月2日(水)に中3日でライプツィヒとの UEFA チャンピオンズリーグ・リーグフェーズ第2節を迎えます。ジェノアとのアウェイ戦で得た好感触を活かすことができるのかに注目です。