フランスの『レキップ』によりますと、チャンピオンズリーグでの敗退を喫した PSG がポチェッティーノ監督と袂を分かつ決断をした場合の後任としてアッレグリ監督らがリストに入っているとのことです。
ただ、アッレグリ監督が今夏に PSG の新監督に就任する可能性は少ないと思われます。
PSG はチャンピオンズリーグのラウンド16で2戦合計 2-0 の状態から、3失点を許して 2-3 で敗退を余儀なくされました。したがって、クラブが無傷で済む保証はありません。
- アル・ケライフィ会長: カタール本国の意向次第
- レオナルド SD
- ポチェッティーノ監督: 敗退に至った采配の責任を問われる可能性
アル・ケライフィ会長もカタールの国家元首であるタミム首長から「成果」に対する苦言を呈されることでしょう。カタールW杯を前に「結果」を残せなかったからです。
しかし、それよりも先にスケープゴートになる可能性が高いのは現場です。特にポチェッティーノ監督が解任される可能性は有力視されており、メディアの注目は「後任者探し」へと向かっている状況です。
アッレグリ監督もジダン氏らと共に後任候補として名前は出ているのですが、今夏に PSG の新監督に就任する可能性はあまり高くはないでしょう。
- アッレグリ監督が PSG の新監督になる際のポジティブな要因
- アクの強い上層部からの圧力に耐えられる
- ドレッシングルームの掌握は得意
- 「選手がピッチ上でプレーする」との価値観
- アッレグリ監督が PSG の新監督となる際のハードル
- ユベントスとの複数年契約の1年目
- 守備重視のスタイルを志向
まずは「ユベントスとの現行契約」がネックになります。昨今は選手や監督が熱望すれば契約解除は可能ではあるものの、アッレグリ監督が PSG 行きを熱望するとは思えません。
PSG が「希望する選手を〇人までは獲得する」との条件で熱烈なラブコールを送れば、アッレグリ監督の気持ちが揺れる可能性はあるでしょう。ただ、現実には「現有戦力でチャンピオンズリーグを取って欲しい」になるはずです。
そのため、実際にオファーが来る可能性は低いと言わざるを得ません。したがって、現状は「就任の可能性がある監督」として名前が記された段階と見ておくべきでしょう。