2023/24 セリエC第31節が行われ、ホームにポンテデーラを迎えたユベントス・Bチーム(= Next Gen)は立ち上がりにオウンゴールで先行されるもセクロフ選手の得点で追い付き、試合は 1-1 で引き分けました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | ||
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GK | 30: ダッファラ | |
DF | 2: サヴォナ 31: スティヴァネッロ 5: ムハレモヴィッチ (C) |
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MF | 15: コメネンシア(→ 18' st. 32: トゥリッキア) 29: サリフォ(→ 35' st. 21: パルンボ) 7: ハサ 19: ローヒ |
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FW | ST | 44: セクロフ(→ 35' st. 36: アンジェレ) 17: ジェッラ(→ 35' st. 20: イオコラーノ) |
CF | 50: ダ・グラカ(→ 7' st. 9: チェッリ) |
ブランビッラ監督は 3-4-2-1 を継続。右 WB のコメネンシア選手と CF のダ・グラカ選手以外の9名は前節オルビア戦と同じメンバーで試合に臨みます。
試合が動いたのは立ち上がりの2分。ポンテデーラは最前線への縦パスから右サイドに展開すると、持ち上がったセレーリが低い弾道のクロス。これをクリアに失敗したサヴォナがオウンゴールとしてしまい、ポンテデーラが先手を取る。
ユベントスは14分にドリブルで持ち上がったサヴォナがアーリー気味のクロスを送るも、ボールはスライディングで合わせようとするダ・グラカのわずかに先を通過。
それでもユベントスは21分にローヒが入れた右 CK がニアで弾き出されたところをセクロフがミドルシュート。これがゴールに突き刺さり、1-1 の同点に追い付く。
35分にはハサの入れた FK にダ・グラカがヘディングで合わせたものの、シュートは GK ヴィヴォーリがセーブ。44分にはハサの FK に今度はジェッラが合わせたが、シュートは枠の左に逸れてノーゴール。
前半は 1-1 のタイスコアで終了する。
後半に入っても一進一退の展開が続く。ユベントスはハサの供給力を起点に攻撃を展開するも、GK ヴィヴォーリが守るゴールを脅かすまでには至らず。
対するポンテデーラは75分にイグナッチーティが細かいタッチから作り出したシュートコースからミドルを放つもボールは枠のわずかに左を通過。こちらも膠着を破ることができない。
その後、ポンテデーラはバンバが起点となって訪れた得点機を活かせず。一方のユベントスもパルンボのシュートが巻き切れずに逆転ゴールとはならずに試合終了のホイッスル。
後半は両チームともに決定機を思うように作り出せず、試合は 1-1 で終了し、勝点1を分け合う結果となった。
なお、ブランビッラ監督は試合後に次のようにコメントしています。
マッシモ・ブランビッラ監督:
「オウンゴールから始まりましたし、低い守備ラインを設定するチームとの対戦は困難です。
そのようなチームに対し、デュエルでの才覚や明快なテクニックがなければ得点することに苦しんだことでしょう。私達は即座に試合を立て直すことができました。
私達は勝つためにプレーをしています。しかし、スペースがほとんどなかったですし、セットプレーの多いダーティーな試合になってしまいました。彼らはこの手の試合に引き摺り込もうとするのです。最後は良い試合でしたが、最後の 20m で正確性を欠きました。
セクロフ?重要なクオリティーを有しています。タイトなスペースだと苦労しますが、それは彼がピッチを必要としているからです。ですが、彼は私達に大きな手を差し伸べてくれる選手です。
ハサはトップクオリティーを持つ選手です。サリフォは秩序立ったプレーをしました。私達は良いプレーをしています」
立ち上がりにオウンゴールで先行されてしまったことで相手に『籠城戦』を敢行される難しい試合展開になってしまいましたが、前半の内に同点に追い付けたことが収穫です。
欲を言えば、同点にした後にダ・グラカ選手とジェッラ選手に訪れたチャンスのどちらかを決め切って逆転した状態で前半を折り返したかったところです。
レギュラーシーズン後のプレーオフを見据えると、流れが来ている時に「得点を奪い取る勝負強さ」が重要になるでしょう。
試合終盤での守備陣を中心とした間延びは「ペース配分」や「チーム戦術」で修正が効くため、今節でのパフォーマンスについて懸念点になる可能性は少ないと思われます。
Bチームの次戦は3月16日(土)に予定されている 2023/24 セリエC第32節カッラレーゼ戦です。
グループ3位に付けるカッラレーゼを相手に若手主体のBチームがどのような戦いぶりを見せてくれるのかに注目です。