延期となっていた 2023/24 セリエC第14節が行われ、アウェイでV・エンテッラと対戦したユベントス・Bチーム(= Next Gen)はハサ選手の虎の子の1点を守り切って久しぶりの勝利を手にしました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 30: ダッファラ |
DF | 4: ハイセン 31: スティヴァネッロ 3: ストラマッチョーニ (C) |
MF | 2: サヴォナ 29: サリフォ 26: ダミアーニ 32: トゥリッキア(→ 17' pt. 19: ローヒ) 7: ハサ(→ 25' st. 20: イオコラーノ) |
FW | 9: チェッリ 36: アンジェレ |
ブランビッラ監督はジェルマーナ戦に続き 3-4-1-2 を選択。
ハイセン選手を右 CB で起用し、左 CB ではストラマッチョーニ選手が久しぶりの先発。負傷が癒えたハサ選手にトップ下を託し、チェッリ選手とアンジェレ選手の2トップで延期分の試合に臨みます。
良い入りをしたのはユベントス。7分にハイセンのインターセプトから縦パスを受けたハサが倒されて FK を獲得する。この FK をハサが直接決め、ユベントスが 0-1 と先手を取ることに成功する。
だが、17分にアクシデント。左 WB のトゥリッキアが負傷でローヒとの交代を強いられてしまう。
動揺を突きたいエンテッラだったが、ペーターマンが放った28分のシュートは GK ダッファラを脅かすまでには至らず。
一方のユベントスも34分にサヴォナのクロスに合わせたチェッリのシュートや36分にサリフォからのラストパスを受けたダミアーニが2点目を奪うことはできずに前半は終了。
それでもユベントスは1点のリードを持って後半を迎える。
後半で得点の雰囲気を感じさせたのは1点を追うホームのエンテッラ。60分にパロディのクロスから作り出した混戦は活かせなかったが、直後の62分にトマゼッリのシュートが枠をかすめる。
71分にはリパーニの決定機を GK ダッファラがストップし、ボールがラインを越える寸前でストラマッチョーニが決死のクリア。この直後にはザッパーロの FK がクロスバーを直撃。ユベントスは防戦一方となる。
リードを2点に広げて試合を終わらせたいユベントスは83分にサヴォナが鋭いクロスで直接狙ったが、シュートはわずかに外。追い付きたいエンテッラは86分にファッジョーリが得た決定機はハイセンに阻まれてゴールとはならず。
結局、後半はスコアが動かずに試合終了のホイッスル。ハサの1点を守り切ったユベントスが勝点3を獲得した。
なお、ブランビッラ監督は試合後に次のようにコメントしています。
マッシモ・ブランビッラ監督:
「非常に重要な勝利です。長らく遠ざかっていましたから。直近の数試合では素晴らしいパフォーマンスを見せていたにも関わらず、それが勝利へと結び付いていなかったからです。
今夜の勝利には二重の意味があります。1つは私達の順位を押し上げること。もう1つは私達に自信をもたらすことです。勝利はブーストになり、チャージを与え、そして異なるエネルギーを付与してくれるからです。
最後は苦しみましたし、同点にされるリスクもありました。しかし、持ち堪えたことは自信になるでしょう。他の試合では素晴らしい内容だったのに最後の最後で失点してしまっていたからです。
その代わりには今日は結果を持ち帰ることができました。それが何よりも重要なのです」
“結果が伴わない内容の良い試合” をいつまでも続けることはできません。「降格は失敗(を意味する)」とマンナ 1st Team FD が公言していましたし、今節での勝利で一息付けたことはプラスに作用するでしょう。
決定力不足が課題として横たわったままですが、試合終盤にリードを守り切れた事実が自信へと変わることが期待されるからです。
得点力アップに関しては負傷が癒えて戦線に復帰したハサ選手をトップ下に配置して決定機の絶対数を増やそうとするでしょう。
メッザーラでも起用できるハサ選手は 5-3-2 の守備ブロックに組み込めるため、中盤で攻守に厚みを持たせる起用方法をすることでバランスが取れると考えられるからです。
Bチームの次戦は12月23日(土)に予定されている 2023/24 セリエC第19節ヴィス・ペザーロ戦です。2023年の年内最終戦も勝利で締めくくることができるのかに注目です。