ミランとのプレシーズンマッチを PK 戦で制したユベントスのアッレグリ監督および選手による試合後コメントを紹介いたします。

マッシミリアーノ・アッレグリ監督:
「最初の親善試合ですでに実戦経験を持つミランを相手に良い試合をしました。選手たちのプレーは良かったです。ポジティブな結果は助けになりますが、私達はフィジカルと技術の両面を向上させる必要があります。
キエーザ?自分を上手く表現していました。去年とは別物の脚だったと思います。しかし、これは普通のことです。昨年は長期離脱明けで苦しむことは分かっていたからです。
何よりもキエーザのスピリットと欲求を嬉しく思います。今季を重要な1年にするという決意の表れだからです。
マッケニーもまた良い状態で戻って来ました。彼はチームの一員ですし、仕事ぶりや貢献を嬉しく思います。
ウェアは良いインパクトを残しました。効果的な選手ですし、すぐに自分が活きる形を示す知性も見せていました。
出発時には最善を尽くし、何か重要なことを成し遂げたいという野心と欲求を持っていなければなりません。昨年のチームは3位でフィニッシュし、良いベースと良いスピリットを有していますが、まだ始まったばかりです。
私達は忍耐力を持たなければなりません。移籍市場が閉まった際にどのようなチームになっているのかを見ましょう。熱意と偉大な欲求を持って仕事を続けます」
カルロ・ピンソーリョ選手:
「良いスタートは重要ですし、勝利は常に勝つことへの助けとなります。とても嬉しいです。私達は構築中ですし、準備を進めています。カンピナートが始まった時に準備ができているよう仕事に取り組んでいるのです。
キエーザ?非常に良いスタートを切りました。仕事を続けていますし、カンピオナートが始まった際にトップコンディションで迎えられることでしょう。私達全員が団結しています」
モイゼ・ケーン選手:
「親善試合であったとしても、このようなスタートを切れたことを嬉しく思います。足に力を入れ、良いスタートを切ることができました。
私自身は常に準備をしていますし、どの試合の後も自分のパフォーマンスを自省するようにしています。
キエーザとの相性は良かったと思います。彼とプレーできたことは素晴らしかったですし、私達は数多くのチャンスを作っていました。
目標?ユーヴェのユニフォームを着用している時は常に大きな目標を持たなければなりません。
ティモシー(・ウェア)の到着を嬉しく思います。大きな手を差し伸べられますし、互いに良く知っているからです。U-15 か U-16 の試合で会っていますし、その時からの付き合いがあります」
両チームが主力格の選手を起用していた60分過ぎまでで最も輝いていたフィールドプレーヤーがキエーザ選手だったことは間違いないでしょう。
また、プレシーズンということもあり “実験的な起用” も見られました。
- ユベントスが親善試合のミラン戦で行なっていた実験的な起用
- ブレメルの『偽CB』
- ミレッティの『代理レジスタ』
- イリングの『インサイドハーフ』
公式戦だと「中盤でロカテッリ選手の相棒」となるのはラビオ選手かファジョーリ選手が本命。CB だとダニーロ、A・サンドロ、ガッティの順でしょう。
ただ、プレシーズンマッチなので “序列が1番下と目される選手” がレジスタの位置で配球役を担い、イリング選手にインサイドハーフのとしての適性がどれだけ備わっているか見るための起用も行われていました。
そのため、プレーに関する採点はあまり意味をなさないでしょう。
ユベントスの次戦は現地8月2日(水)に予定されているレアル・マドリードとの親善試合です。筋肉系の問題を抱えたロヴェッラ選手がミラン戦は欠場となっただけに、どの選手が起用可能なのかにも注目です。