『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によりますと、ポグバ選手がプレシーズンのトレーニングが始まる1週間前の現地7月3日頃からコンティナッサでの自主トレに臨むとのことです。復調をどれだけ印象付けられるかがポイントになるでしょう。
2022年夏にマンチェスター・ユナイテッドから6年ぶりにユベントス復帰となったポグバ選手でしたが、2022/23 シーズンは「不完全燃焼」でした。
- チーム最高年俸の4年契約で復帰
- プレシーズンに半月板を損傷
- 保存療法を選択してカタールW杯出場に望みをかける
- 結果的に手術を選択
- 半月板の怪我が癒えた後は筋肉系の負傷が相次ぐ
“チームの戦力として貢献した時期” すらなかった訳です。立場が苦しくなるのは避けられないでしょう。
30歳となったポグバ選手は「プレーによる貢献」で信頼を取り戻すしかありません。だから、プレシーズンから動けるコンディション作りに汗を流しているのだと思われます。
ポグバ選手は「2023/24 シーズンが勝負」です。
ユベントスの指揮官は 2023/24 シーズンも “ポグバ選手の能力を高く評価するアッレグリ監督” であり、ポグバ選手に出場機会は訪れるはずです。また、チームに対するあらゆる批判がアッレグリ監督に向かう構図も変わりはないでしょう。
この恵まれた状況でポグバ選手のプレーによる貢献が限定的であったなら、“敬虔なイスラム教徒であるポグバ選手” の下には「サウジアラビアからのオファー」が来ることは容易に想像できます。
そうなった場合にユベントスは退団を促すと想定されるため、ポグバ選手は「プレーと結果で居場所を確保すること」が求められることになるのです。
シーズン全体での貢献をするためにはプレシーズンで良いトレーニングを積むことは欠かせません。しかし、オーバーワークという “落とし穴” が存在するため、メリハリも重要になります。
ポグバ選手が 2023/24 シーズンに捲土重来を果たすことができるのかに注目です。