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ポグバとの契約打ち切り説が噂されるも、有力記者は「打ち切りに向けた交渉」の存在を否定

 ユベントスが2022年夏に復帰するも負傷離脱が続いているポグバ選手との契約を打ち切るのではないかとの報道が一部が流れています。

 ただ、ニコロ・スキーラ記者は「その交渉すらない」とツイートしており、“現時点では” 契約解除の可能性はないと言えるでしょう。

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 ポグバ選手との契約打ち切り説が流れるのは以下の理由からでしょう。

  1. チーム内で最高給(推定年俸800万ユーロ超)
  2. プレシーズンの右ひざ半月板損傷から負傷離脱が続く
    • 公式戦は未出場
    • ベンチ入りは第20節モンツァ戦の1試合のみ
  3. フリーで加入したため、減価償却費の残高がない

 “5000万ユーロの移籍金で獲得した5年契約の選手" を契約3年目が終了した時点で契約解除をすると「移籍金の減価償却費:2000万ユーロ」を『損失』としてクラブ会計に計上しなければなりません。

 しかし、フリーでユベントスに復帰したポグバ選手は「移籍金の減価償却が生じない選手」です。この事情が『契約打ち切り説』を後押ししているのです。

 

 ただ、アッレグリ監督がポグバ選手の “大ファン” です。ユベントスの新経営陣が「チーム編成に関してアッレグリ監督の意向を尊重」する限り、ポグバ選手に『契約解除』や『減給』の打診が行われることはないでしょう。

 逆に言うと、アッレグリ監督が2023年夏に解任されたり、チーム編成の責任者となるスポーツ・ディレクターが就任するとポグバ選手を取り巻く環境は大きく変わります。

 今よりも「ピッチ上でのプレーによる貢献」が評価されるようになるからです。

 

 クラブ公式サイトのニュース・カテゴリーで用いられているトップ画像は今季開幕時からポグバ選手でしたが、2023年2月からはディ・マリア選手に変更されています。

 火の無い所に煙は立ちませんし、クラブのポグバ選手への評価が不変ということもないでしょう。ポグバ選手が残りのシーズンで真価を発揮し、費用対効果に見合った選手であると示せるのかにも注目です。