2022/23 シーズンのカンピオナート・プリマヴェーラ第1節が行われ、アウェイでサッスオーロと対戦したユベントスはムバングラ選手のゴールで先制するも後半に追い付かれて試合は 1-1 の引き分けで終わりました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 1: スカーリャ |
DF | 2: ヴァルデジ 5: デッラヴァーレ 24: チティ (C) 3: ローヒ |
MF | 29: マレッサ(→ 1' st. 22: エンオンゲ) 6: ドラティオット(→ 24' st. 8: ピサピア) 10: ハサ 11: ムバングラ(→ 13' st. 7: ストリドンク) |
FW | 9: N・トゥルコ(→ 37' st. 21: アンジェレ) 19: ユルディズ(→ 24' st. 13: S・トゥルコ) |
モンテーロ監督は 4-4-2 を選択。昨季のプリマヴェーラで出場経歴を持つ選手を中心にバイエルン・ミュンヘンから加入した逸材のユルディズ選手を2トップの一角に起用する布陣で試合に臨みます。
シュートに持ち込む展開を先に作ったのはサッスオーロ。16分にカソラーリ選手からのパスを右サイドで受けたダンドレア選手がミドルシュートを放つも、これはクロスバーの上を通過する。
試合が動いたのは21分。ユベントスはドラティオット選手が左サイドに大きく展開すると、ムバングラ選手がニコロ・トゥルコ選手とのワンツーでペナルティーエリアに侵入して右足でシュートを決めて1点を先制する。
サッスオーロは27分に右サイドを突破したダンドレア選手からの折り返しにルッソ選手が合わせたが、シュートは GK スカーリャ選手がストップ。同点機を逸してしまう。
ユベントスは前半アディショナルタイムの49分にユルディズ選手のスルーパスに反応したN・トゥルコ選手が決定機を迎えるがシュートは枠を捕らえず。それでもユベントスが1点のリードを持って前半を折り返す。
後半で先にチャンスを作ったのはユベントス。59分にエンオンゲ選手のミドルシュートが枠を強襲したが GK ザッキ選手が好セーブ。追加点を許さない。
するとユベントスにアクシデント。67分にストリドンク選手がピエラグノロ選手との小競り合いからのラフプレーで一発レッド。ユベントスは1人少ない状況に陥ってしまう。
サッスオーロは72分に右サイトからのクロスをピエラグノロ選手が回収してクロスを入れると、中央でブルーノ選手が合わせて 1-1 の同点に追い付くことに成功する。
その後は両チームが決勝点を狙って相手ゴールに迫ったものの得点は生まれず。試合は 1-1 で終了し、勝点1を分け合った。
なお、モンテーロ監督は試合後に次のようにコメントしています。
パオロ・モンテーロ監督:
「サッスオーロのようなスクデットを狙えるカードを擁する偉大なチームを相手にした非常に難しい試合でした。
私達は改善が必要です。しかし、試合のデリケートな場面で苦しむことは良いと思います。
私が目にしたチーム・スピリットは正しいものでした。良い勝点1を持ってトリノに帰ります。今は次節ウディネーゼ戦に向けてより良い準備をします」
結果的にはストリドンク選手の一発退場が大きく響いてしまいました。マッチアップしていた相手選手に同点ゴールのアシストを許したのですから、これは反省点にしなければならないでしょう。
その一方で「1人少なくなった状況でも果敢に同点ゴールを狙い続けたメンタリティー」は大きな収穫です。
勝ち越し点が期待できる局面を作れたことは自信にすべきですし、U-19 がメインのプリマヴェーラを18歳以下の選手を中心に据えたチームで戦っているのです。昨季からの継続もポイントになるでしょう。
プリマヴェーラの次戦は8月27日(土)に予定されているカンピオナート第2節ウディネーゼ戦です。ホーム開幕戦を勝利で飾ることができるのかに注目です。