『スカイ・イタリア』によりますと、アタランタがユベントスのジャンルカ・フラボッタ選手に興味を示しているとのことです。期限付き移籍での獲得を狙っているとのことですから、戦力として計算しているのでしょう。
フラボッタ選手は1999年6月生まれの22歳。2019年夏にボローニャからユベントス・Bチーム(= U-23)に加入し、昨季はピルロ監督の抜擢を受けてトップチームでもプレーした左 SB を本職とする DF です。
ユベントスでは昨シーズンはジェノアに期限付き移籍をしていたペッレグリーニ選手が復帰。A・サンドロ選手が主力であるため、フラボッタ選手かペッレグリーニ選手のどちらかがローン移籍でチームを離れることが既定路線となっています。
現状ではフィジカル面で計算が立つフラボッタ選手にジェノアなどからの関心が寄せられており、ここに来てアタランタからも興味が示されているとのこと。
アタランタは「買取オプションが付随する期限付き移籍」での獲得を示しているとのことですから、これはフラボッタ選手が純粋に “アタランタの戦力” として計算されていると言えるでしょう。
と言うのも「FIFA の移籍ルールで選手の “又貸し” が禁じられているからです。
具体的には「アタランタがユベントスからフラボッタ選手を1年ローンで借り、2021/22 シーズンの前半戦はセリエBのチームに貸し出す」はできません。ですから、借りる選手は戦力として計算できる存在である必要があるのです。
アタランタにはゴセンス選手が健在ですが、日程面が今シーズンもタイトであることも考えると場合によっては左 CB でも計算が立つフラボッタ選手に興味を示したとしても不思議ではありません。
フラボッタ選手の去就がどのような結末を迎えるのかに注目です。