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【試合後コメント】 2020/21 セリエA第14節 ユベントス対フィオレンティーナ

 アリアンツ・スタジアムで行われた 2020/21 セリエA第14節フィオレンティーナ戦に 0-3 で敗れたユベントスのピルロ監督による試合後コメントを紹介いたします。

画像:ガゼッタ・デッロ・スポルトの一面(2020年12月23日付)
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アンドレア・ピルロ監督:
「間違った姿勢でピッチに入りました。このような姿勢でピッチに入ると悪い状況に見舞われます。私達は10人となり、この点がリカバリーを難しくしました。

 私達が 100% でないことは時折発生します。しかし、後半は正しいメンタリティーを持ってピッチに入りました。もっと上手くできたでしょう。

 今は欲求を持ってスタートを切らなければなりません。ミスについて考え、私達はプロジェクトを実行しなければなりません」

 


 

 普段だと敗けた試合では “敗戦処理” の役割を担う選手もコメントを残します。しかし、今回はピルロ監督だけでした。

 ボヌッチ選手がその役目を負うべき立場ですが、ミスを連発したので大バッシングを受けるのは不可避です。ですから、会見拒否は分からなくもありません。

 試合内容としては3バックでフィオレンティーナの2トップに対処する数的優位の状況を活かせずに出鼻をくじかれた上、クアドラード選手の(早い時間帯での)退場でゲームプランが完全に狂ってしまいました。

 監督経験の浅いピルロ監督に「修正」を要求するのは酷です。11人の状況でフィオレンティーナの守備ブロックを崩す形を作れていなかったことが理由です。

 

 ピルロ監督は『ブロックを構築する守備が必要な時は 4-4-2』で『攻撃時は 3-1-4-2』となる可変式のシステムを採用しています。

 ただ、この手法だと「プランデッリ監督が見せたように 5-3-2 の守備ブロックを構築されると攻撃が手詰まりになる問題」を抱えたままです。

 この問題に対する解決策を見定めて結果を出すことがピルロ監督の冬休みの宿題と言えるでしょう。冬季休暇明けにどのような回答が示されるのかに注目です。