2019/20 セリエC第13節が行われ、アウェイでジャナ・エルミニーオと対戦したユベントス・Bチーム(= U-23)はモタ選手のゴールで先制するも試合終了間際に追いつかれ、試合は 1-1 の引き分けで終わりました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 22: ロリア |
DF | 2: ローザ 13: ムレ 3: コッコロ 20: ベルアット(→ 20' st. 24: フラボッタ) |
MF | 6: ペーテルス 15: I・トゥレ(→ 34' st. 5: ムラトーレ) 7: ラニーニ(→ 9' st. 11: オリビエリ) 10: ベルトラーメ (C)(→ 20' st. 19: ラフィア) 27: ハン・グァンソン(→ 34' st. 8: ポルタノーバ) |
FW | 9: モタ |
ペッキア監督は 4-2-3-1 を選択。ミッドウィークに延期分の試合があったため、先発を5選手入れ替えてジャナ・エルミニーオとのアウェイ戦に臨みます。
試合はユベントスがセットプレーから相手ゴールに迫る展開で幕が上がる。
ユベントスは4分に右 CK の流れたところをベルアットがロングシュートで狙うも、これは枠を捉えず。11分にはラニーニがやや距離のある場所からの FK を直接狙うが、これは相手 GK マレンコがパンチングで防ぐ。
対するジャナ・エルミニーオは24分に左サイドで得た FK からニアサイドに良いクロスを入れたが、これは GK ロリアが好セーブで防ぎ、先制とはならず。
ユベントスは30分に右サイドのハン・グァンソンからのクロスを中央でモタが合わせる。このシュートは GK にストップされたが、ベルトラーメが押し込むことに成功する。しかし、ベルトラーメのポジションがオフサイドで得点は認められず。前半は 0-0 で折り返すこととなる。
後半も両チームの守備陣が奮闘し、決定機の少ない展開で時間が経過する。
膠着した試合が動いたのは76分のこと。ハン・グァンソンのロングフィードに反応して DF の裏に抜け出したオリビエリがエリア内で倒され、ユベントスが PK を獲得する。これをモタがゴール右下に蹴り込み、ユベントスが1点を先行する。
時計を進めていたユベントスだったが、86分にフラボッタが一発レッドで退場。一方のジャナ・エルミニーオもマドンナが退場となり、両チームともに10人での戦いを強いられる荒れた展開で最終局面を迎える。
すると、89分にガンバレッティがヘディングで送ったボールをコルテージが押し込み、ジャナ・エルミニーオが土壇場で同点に追い付く。この場面でユベントスの守備陣はオフサイドを訴えたものの、認められず。結局、試合はこのまま 1-1 で終了。勝点1を分け合う結果となった。
なお、ペッキア監督は試合後に次のようにコメントしています。
ファビオ・ペッキア監督:
「私の見解ですが、私達は厳しい状況で非常に良い試合をしたと思います。最後の場面には後悔が残りますし、私達はもっと良いプレーをしなければなりません。このような状況で正しい方法を選択しなければならないからです。
チームがフィジカル的に、技術的に、戦術的に、そしてアイデンティティー的に成長していることに私は満足しています。これから前を見据えましょう」
同点ゴールは相手選手がオフサイドポジションにいたように見えたため、悔やまれるところです。また、時間帯が終了間際であったことも、余計に悔いが残る結果となってしまいました。
ただ、DF 陣の全員がオフサイドと決め付けてボールを追うことを止めてしまったのも事実であり、副審が旗を上げていないのであれば、追いかける習慣を付けるべきと言えるでしょう。
Bチームの次戦は11月6日に予定されているコッパ・セリエC・2回戦のアレッサンドリア戦です。一発勝負のカップ戦であり、集中力が問われる試合になることが予想されます。リーグ戦での反省点を上手く活かすことができるのかに注目です。