ミッドウィークに 2019/20 コッパ・セリエCの2回戦が行われ、アレッサンドリアと対戦したユベントス・Bチーム(= U-23)はハン・グァンソン選手の PK で 1-0 の勝利を手にし、ベスト16に駒を進めました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
---|---|
GK | 1: ノッキ |
DF | 18: ディ・パルド(→ 38' st. 36: ジェルビ) 33: デッリ・カッリ 13: ムレ 24: フラボッタ |
MF | 5: ムラトーレ (C)(→ 19' st. 2: ローザ) 6: ペーテルス 17: ザニマッキア 19: ラフィア(→ 29' st. 31: セラシ) 20: ベルアット(→ 1' st. 10: ベルトラーメ) |
FW | 27: ハン・グァンソン(→ 19' st. 9: モタ) |
ペッキア監督は 4-2-3-1 を選択。ミッドウィークの試合ということもあり、リーグ戦の第13節 エルミニーオ戦からは先発を7選手入れ替えた布陣で試合に臨みます。
試合はユベントスが圧力を強めて重心を高くする狙いどおりの展開で入ることに成功する。まずは10分にザニマッキアが狙った FK がポストを直撃。7分にはフラボッタのシュートが枠を強襲するも、相手 GK クリサントが好セーブで逃れる。
劣勢を強いられていたアレッサンドリアは36分にユベントスの右 CK から生じた混戦でジュラが痛恨のハンド。この試合2枚目のイエローカードで退場になるとともに、ユベントスに PK が与えられる。
この PK をハン・グァンソンがゴール右下に決め、ユベントスは1点を先制するとともに残り時間を1人多い状況で戦えるというアドバンテージも手にする。
リードを許した上、数的不利な状況に陥ったアレッサンドリアだったが、44分にサルトーレの放ったロングシュートがクロスバーを直撃。反撃の意志を見せつけたものの、前半は 0-1 とユベントスが1点リードで折り返す。
後半は失うもののないアレッサンドリアが積極的な姿勢でユベントスの GK ノッキを脅かす。54分にはキアレッロのシュートが枠をかすめると、59分にはクロスにパンドルフィが合わせるも、これも枠を捉えない。
68分にはアカンマドゥが突破からシュートを放つも、これはサイドネット。一方のユベントスは72分に途中出場のモタが決定機を得たが、シュートは相手 GK クリサントが右足に当てたことでクロスバーを直撃し、試合を決めることができない。
それでも、1人多いユベントスはアレッサンドリアに同点の決定機を許さずにリードを守り切ることに成功。試合は 1-0 で終了し、ユベントスがベスト16に駒を進めた。
なお、ペッキア監督は試合後に次のようにコメントしています。
ファビオ・ペッキア監督:
「最初の30分が特に気に入っています。逆説的ですが、数字的に私達は良いプレーをしていたからです。アレッサンドリアは素晴らしいチームですし、私達をトラブルに陥れることができました。
しかし、私は満足しています。なぜなら、チームのコンパクトさ、すべてのフェーズ、ディフェンス、中盤だけでなく攻撃面でも私達は成長しているからです。
選手たちは誰もが現状に反応していますし、集中してくれています」
リーグ戦で4位に付けるアレッサンドリアに(カップ戦とは言え)勝利したことは自信になるでしょう。なぜなら、来週末に行われるリーグ戦での再戦の際にポジティブな雰囲気で臨むことができるからです。
コッパ・セリエCの3回戦に該当するベスト16での対戦相手はプロ・ベルチェッリに決定しています。開催予定日は11月27日(水)ですから、約3週間後に行われることになります。
Bチームの次戦は11月10日(日)に行われる予定のセリエC第14節ピストイエーゼ戦です。リーグ戦では引き分けに終わった反省を上手く活かすことができるのかに注目です。