ユベントスは公式サイト上で各国代表からの招集を受けた下部組織に在籍する選手を発表いたしました。17歳でセリエAデビューを果たしたゴッツィ・イウェル選手が U-20 イタリア代表の合宿に招集されています。
イタリアは2018年夏にフィンランドで行われた U-19 欧州選手権に準優勝し、ポーランドで5月下旬から開催される2019年の U-20 W杯の出場権を獲得しました。
時間的にチームの選手選考を行うのは4月末がリミットでしょう。グループBで同居する日本と同様にイタリアも4月23日と24日に合宿を行っています。その時に招集された選手は下表のとおりです。
選手名 | ||
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GK (3) | チェロフォリーニ(BIS)、メリ(PIS)、ロリア(JUV) | |
DF (9) |
CB | コルボ(BOL)、ガッビア(LUC)、ボンジョルノ(CAR)、ゴッツィ・イウェル(JUV) |
SB | ザッパ(INT)、バリエッティ(CRO)、ゾルテア(ATA)、サラ(ARE)、トリパルデッリ(CRO) | |
MF (4) | エスポージト(RAV)、フラテッシ(ASC)、マッラーノ(NOV)、ゼンナーロ(VEN) | |
FW (5) | ゴーリ(LIV)、アントヌッチ(PES)、カポーネ(PES)、オリビエリ(JUV)、スカマッカ(SAS) |
ユベントスからは GK のロリア選手、DF のゴッツィ・イウェル選手、FW のオリビエリ選手が招集されました。ただ、この中でポーランドに行くのはオリビエリ選手だけになる可能性もあります。
GK はミランのプリッツァーリ選手が序列1番手です。ただ、所属チームで出場機会に恵まれておらず、試合勘に少し問題を抱えている状況です。そのため、ロリア選手は「最後の1枠に滑り込めるか」という状況と言えるでしょう。
ユベントス・Bチームに所属するオリビエリ選手は U-20 に定期的に招集されているため、U-20 W杯のメンバーに(順当なら)選出されると思われます。懸念点は「伸び悩んでいること」です。短期決戦では “勢い” も攻撃陣には要求されるため、先発の座を確保していないオリビエリ選手が外される可能性はゼロではありません。
最後にゴッツィ選手は「チームにフィットするか」を確認するために招集したのでしょう。2018年夏の U-19 欧州選手権でレギュラーを務めたベッテッラ選手ではなく、ゴッツィ選手を招集しているのです。「メンバーに含める可能性はある」との意味合いがあると言えるでしょう。
2018年夏の U-19 欧州選手権で大きな存在感を発揮したケーン、ザニオーロ、トナーリの3選手は “卒業” しており、U-20 イタリア代表はやや小粒となっています。ゴッツィ・イウェル選手が “飛び級” で招集されることになるのかに注目です。