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ユベントスのリッキCROが「セリエAの国外開催」に前向きな姿勢をBBCに語る

 イギリスの BBC によりますと、ユベントスのジョルジョ・リッキ最高売上責任者が「イタリア国外でのセリエA開催」に前向きなコメントを残したとのことです。ユベントスならではの “事情” があると言えるでしょう。

画像:ユベントスのジョルジョ・リッキCRO
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ジョルジョ・リッキ CRO:
「リーグがより国際化することは本当に重要です。リーグ戦38試合の1つが国外で行われるのは良い選択肢だと思います。

 商業的により発展したリーグに目を向けて見ましょう。NBA や NFL は年 1〜2 試合をヨーロッパやイギリスといった海外で開催しています。良い戦略だと私は思いますし、展示物ではない物を輸出する手段なのです。

 鍵となるのはフットボールに不可欠な商業的なニーズと国内の DNA が失われないための正しいバランスを見出すことです。

 ロナウドの獲得は作業の初期段階からクラブのスポーツ面でのニーズとビジネス面でのニーズの双方に代表されたものです。フットボールではユニークなものでしょう。ピッチ内外での発展計画とリターン計画が組み合わさったものだからです」

 

 ユベントスが国外開催に前向きなのは不思議ではありません。なぜなら、「クラブ規模を拡大し続けたい」という意志をアニェッリ会長自らが株主総会などで発信しているからです。

 多くのビッグクラブは「リーグ戦の国外開催」に消極的ですが、ユベントスはスタジアムの収容可能人数が少ないため、猛反対という立場ではないという特徴があります。

  • リーグ戦1試合での売上高は最大で300万ユーロ弱
  • スタジアムの拡張はアニェッリ会長が否定
  • チケット代の値上げを続けるのもいずれ限界に達する
  • セリエAのチームにとって、ユーヴェ戦は “ドル箱”
    → 例:インテルが昨年記録したチケット売上高は500万ユーロ超

 国外開催に否定的なのは「スタジアムで観戦機会が減るファン」でしょう。特に、ユベントス戦は “最も観客が呼べる試合” であり、ホームスタジアムで開催されないことによる反発は大きくなることが予想されます。

 ただ、ユベントスはアリアンツ・スタジアムの収容人数が上限に達しており、提示額によっては「国外開催」を完全に否定する必要性がない状況なのです。そのため、リッキ CRO が前向きな見解を BBC に述べたと言えるでしょう。

 

 実際にイタリア国外で開催するとなると、対戦する2チーム双方の合意が不可欠になります。他にも開催地や開催時期など様々なハードルを乗り越えることが求められます。

 具体的な話が出てくるのはまだ先のことになると思われます。ユベントスがイタリア国外でセリエAを開催する最初のチームになるのかに注目です。