毎年恒例になっているビッラール・ペローザが行われ、ロナウド選手のゴールを皮切りに5得点をあげたトップチームが 5-0 で勝利しました。
両チームのフォーメーションと先発選手は以下のとおりです。
Juventus [4-2-3-1] |
Primavera [4-3-3] |
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GK | 1: シュチェスニー | : ロリア (C) |
DF | 16: クアドラード 19: ボヌッチ 3: キエッリーニ (C) 12: アレックス・サンドロ |
: ルーカス・ロサ : カペッリーニ : アンツォリン : フレイタス |
MF | 30: ベンタンクール 23: エムレ・ジャン 33: ベルナルデスキ 10: ディバラ 11: ドウグラス・コスタ |
: ニコルッシ : モッローネ : ポルタノーバ |
FW | 7: ロナウド | : カンポス : ペトレッリ : ディ・フランチェスコ |
アッレグリ監督は 4-2-3-1 を選択。ロナウド選手を1トップに起用し、右 SB はクアドラード選手が入り、ベンタンクール選手とエムレ・ジャン選手がダブルボランチを務める布陣で試合に臨みます。
対するプリマベーラのバルディーニ監督は 4-3-3 を選択。こちらはBチーム発足の関係で例年よりも主力チームが多く入れ替わった陣容で試合を迎えます。
試合は2分に左サイドから切れ込んだD・コスタのシュートがポストを直撃する形で始まる。対するプリマベーラは4分にニコルッシの FK がクロスバーを叩き、得点の雰囲気を醸し出す。
すると、8分。ベルナルデスキのロングフィードに反応したロナウドがロリアとの1対1を冷静に制し、先制点を決める。17分にはボヌッチのパスに抜け出したロナウドと競り合ったカペッリーニがオウンゴールを献上してしまい、トップチームがリードを2点に広げる。
31分にはベルナルデスキとのパス交換で抜け出したD・コスタが中央に折り返したところを走り込んだディバラがヘディングで決めて3点目。ディバラは40分にロナウドのシュートのこぼれ球を押し込み、ドッピエッタを達成する。
4点リードで迎えた後半は53分に右サイドのディバラが折り返して、ケディラが中央で落とす。これをマルキージオが決め、リードを5点に広げる。
その後、途中交代のマンジュキッチに2度の決定機が訪れたものの、こちらは決め切ることができず。試合は72分にティフォージが乱入したことで続行が不可能となり、この時点で終了。トップチームが 5-0 で勝利した。
例年は低調な内容になることが多いビッラール・ペローザですが、今年はD・コスタ選手と切れとロナウド選手の決定力が際立つ結果となりました。また、Bチームに選手が引き抜かれたことも、プリマベーラに一定の影響を及ぼしていると言えるでしょう。
また、この試合ではキャプテンマークの序列に変化が生じたことを伺わせる出来事も起きています。
- キエッリーニ(試合開始時に着用)
- マルキージオ(後半開始と同時に着用)
- ディバラ(キエッリーニ交代後の前半に着用)
- ボヌッチ(着用せず)
ディバラ選手とボヌッチ選手は先発フル出場をしましたが、試合中に腕章を巻いたディバラ選手に対し、ボヌッチ選手が着用することはありませんでした。ユベントスは在籍年数の長い選手に腕章を託すチームであることを考慮すると、ボヌッチ選手の立場はかなり下がっているものと思われます。
チームの大枠が見えた中で、アッレグリ監督が開幕節キエーボ戦に向けてどのような調整をして臨むのかに注目です。