NO JUVE, NO LIFE!!

- FINO ALLA FINE - ユベントス関係のニュース記事を扱うサイト

【採点】 2017/18 セリエA第38節 ユベントス対エラス・ベローナ

 ブッフォン選手のユベントスラストマッチとなった 2017/18 セリエA第38節ベローナ戦はルガーニ選手とピアニッチ選手のゴールでユベントスが 2-1 で勝利しました。

画像:ゴールを決めたルガーニに駆け寄るD・コスタ

 先発した両チームの選手とフォーメーションは以下のとおりです。

PR

 

画像:2017/18 セリエA第38節 ユベントス対エラス・ベローナ
表1:先発メンバー(2017/18 セリエA第38節 ベローナ戦)
  Juventus
[4-3-3]
Hellas Verona
[3-4-3]
GK 1: ブッフォン 画像:キャプテン 1: ニコラス
DF 26: リヒトシュタイナー
24: ルガーニ
15: バルザーリ
12: アレックス・サンドロ
28: フェラーリ
12: カラッチョロ
69: スプレイェン
MF 8: マルキージオ
5: ピアニッチ
27: ストゥラーロ
2: ロムロ 画像:キャプテン
8: フォッサーティ
72: ダンツィ
93: ファレス
FW 10: ディバラ
17: マンジュキッチ
11: ドウグラス・コスタ
10: チェルチ
30: マトス
16: アーロンズ

 ユベントスのアッレグリ監督は 4-3-3 を選択。CB にはルガーニ選手とバルザーリ選手を起用し、前線にはディバラ、マンジュキッチ、D・コスタの3選手を配置する布陣で試合に臨みます。

 対するベローナのペッキア監督は 3-4-3 を選択。マトス選手を CF に、チェルチ選手とアーロンズ選手が両翼でサポートする陣容で試合を迎えます。

 

 試合はユベントスが主導権を握る形で始まるも、前線3トップのシュートはニコラスに阻まれ、均衡を破ることはできない。対するベローナは16分にファレスが左サイドから持ち込んでシュートを放つも、ブッフォンのセーブでゴールとはならず。

 ユベントスは32分にディバラの浮き球パスに反応したマンジュキッチがボレーシュートを放つが、GK ニコラスがセーブ。40分にディバラが放ったループシュートはクロスバーに弾かれ、得点は生まれない。

 前半は 0-0 で折り返すこととなる。

 押し込み続けたユベントスは後半の立ち上がりにスコアを動かすことに成功する。49分、右 CK でショートコーナーを選択すると、D・コスタが素早く左足を振り抜く。このシュートのこぼれ球をルガーニが押し込み、ユベントスが先制する。

 先手を取ったユベントスは52分にゴール正面やや左の位置で FK を獲得すると、ピアニッチがゴール左上に決め、リードを2点に広げる。

 60分を過ぎた時点でユベントスはブッフォンを下げ、ピンソーリョを投入。スタジアム中でスタンディングオベーションで讃える中、ブッフォンのユベントスでの選手生命が終わりを告げた。

 ブッフォンがデル・ピエロのようにスタジアムを1周し、ファンとの別れを惜しみ続ける中、ベローナが一矢報いることに成功する。76分にロムロが右サイドを突破し、グラウンダーのクロスを入れる。走り込んだチェルチがスライディングで合わせ、1点差に詰め寄る。

 しかし、ベローナの反撃もここまで。交代枠を使い切っていたにもかかわらず、最後はリヒトシュタイナーにもブッフォンと同様に花道を作って送り出したユベントスが 2-1 で勝利。リーグ最終戦を白星で飾った。

 

 試合に出場したユベントスの選手・監督などへの採点は次のとおりです。

GK: ブッフォン 7.0
 ファレスのシュートに良い反応を見せ、守護神としてトップレベルを維持したままチームを離れる。最高のフィナーレを迎えた。

DF: リヒトシュタイナー 6.5
 最後まで持ち味を存分に発揮した。チームが試合最終盤で獲得した PK でキッカーを任されたが、決め切れず。この点は残念だったが、ブッフォンと同様に最大の功労者としてファンから送り出されることとなった。

DF: ルガーニ 7.0
 D・コスタのシュートのこぼれ球に素早く反応。先制点を決めることに成功した。プレー時間を伸ばしており、来季はパスの精度や選択の向上が期待される。

DF: バルザーリ 6.0
 最終ラインで守備に安定感をもたらす。攻撃の時間が多く、守備での貢献は少なかった。

DF: アレックス・サンドロ 6.5
 テクニックを背景に左サイドで攻守において存在感を発揮する。良いクオリティーを示していただけに今後の去就に注目が集まるだろう。

MF: マルキージオ 6.5
 ボール奪取に加え、シュート力など持ち味を発揮することができていた。A・サンドロと同様、去就が気になる選手だ。

MF: ピアニッチ 7.0
 代名詞である FK でシーズンを締めくくることになった。中盤でボールを持てばチームに安定感が生まれており、大きなクオリティーをチームに与えていた。

MF: ストゥラーロ 5.0
 持ち味の執念が見えず、試合に入りきれていない状況だった。前半で途中交代となったのは当然の出来だったと言えるだろう。

FW: ディバラ 7.0
 前線の3トップとして攻撃にアクセントを加える。マンジュキッチとのコンビも機能しており、上り調子でシーズンを終えてW杯を見据えることになった。

FW: マンジュキッチ 6.5
 献身的に汗をかき、得点機会に関与するなどボックス内外で期待される仕事を果たした。ゴールを決められなかったことだけが悔やまれる。

FW: ドウグラス・コスタ 7.0
 局面を打開する突破力を左右両方で披露。攻撃に外すことができない存在感を発揮し、強烈なインパクトを残してシーズンを終えた。

 

【交代選手など】

MF: ベタンクール 6.5
 43分にストゥラーロとの交代で出場する。広範囲に顔を出し、安定した足元の技術を披露するなどチームの噛み合わせを向上させ、流れを変える役割を果たした。

GK: ピンソーリョ 6.0
 ブッフォンとの交代で64分からプレー機会を得る。クロスボールを落ち着いて処理し、無難なプレーを披露する。失点は GK だけで防げるものではなく、プレー内容は合格点に値する。

FW: イグアイン 6.0
 D・コスタに代わり、66分からプレー。強烈なシュートを放つなど見せ場を作ったが、ゴールを奪うことはできなかった。

 

アッレグリ監督 6.5
 ブッフォンの引退試合に恥じない内容で終えることに成功。ドレッシングルームでのブッフォンの存在が消えるため、この点にどう取り組むかが来季の最大の問題となるだろう。

ピンザーニ主審 6.0
 消化試合ということもあり、上手く試合をコントロールできていた。落ち着きを持って試合を進めていたことは評価されるべきである。