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【採点】 2017/18 セリエA第37節 ローマ対ユベントス

 スタディオ・オリンピコで行われた 2017/18 セリエA第37節ローマ戦は 0-0 のドローで勝点1を獲得したユベントスがスクデット7連覇を達成しました。

画像:スクデット7連覇を達成したユベントス

 先発した両チームの選手とフォーメーションは以下のとおりです。

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画像:2017/18 セリエA第37節 ローマ対ユベントス
表1:先発メンバー(2017/18 セリエA第37節 ローマ戦)
  AS Roma
[4-3-3]
Juventus
[4-2-3-1]
GK 1: アリソン 23: シュチェスニー
DF 24: フロレンツィ
20: ファシオ
5: ジェズス
11: コラロフ
2: デ・シリオ
24: ルガーニ
15: バルザーリ 画像:キャプテン
12: アレックス・サンドロ
MF 7: ペッレグリーニ
16: デ・ロッシ 画像:キャプテン
4: ナインゴラン
5: ピアニッチ
14: マテュイディ
33: ベルナルデスキ
10: ディバラ
17: マンジュキッチ
FW 17: ジェンギス・ウンデル
9: ジェコ
92: エル・シャーラウィ
9: イグアイン

 ローマのディ・フランチェスコ監督は 4-3-3 を選択。マノラス選手とストロートマン選手に代わってジェズス選手とペッレグリーニ選手が起用される陣容で試合を迎えます。

 対するユベントスのアッレグリ監督は 4-2-3-1 を選択。右サイドをデ・シリオ選手とベルナルデスキ選手が担当し、ケディラ選手に代わって急遽マテュイディ選手が先発に入る布陣で試合に臨みます。

 

 試合は前線から積極的にプレスをかけるローマがリズムを掴む。8分にはルガーニのミスを狙い、最後はジェコがシュート。10分にはピアニッチからボール奪取したナインゴランがシュート。ただ、シュートはどちらも枠を外してしまう。

 ユベントスはローマ DF 陣の裏を狙ったスルーパスで局面を打開しようとするも、ローマの GK アリソンを脅かすシュートを打つまでには至らず。

 対するローマも CK や FK から得点を狙ったが、こちらも枠を捉えることはできず。前半は 0-0 で終了する。

 後半に入ると、ユベントスはパス速度が上がり、攻撃にリズムが生まれる。すると、48分にA・サンドロのクロスに反応して DF ラインを突破したディバラが左足のダイレクトボレーシュートを決める。しかし、オフサイドの判定でゴールは認められない。

 ローマは65分にコラロフのシュートでシュチェスニーを脅かしたが、その直後に試合の行方を決定づける出来事が起きる。

 62分にA・サンドロのユニフォームを引っ張ってカードを受けていたナインゴランが68分にディバラへのファールで2枚目のイエローカードを受けて退場。ローマは10人で残り時間を戦うことを強いられる。

 ここからユベントスは無理に攻めることなく、ボールを保持することを選択。対するローマも試合前の時点でチャンピオンズリーグ出場権を手にしたこともあり、無理なプレスを敢行せず、引き分け OK の姿勢に切り替える。

 その後、両チームは互いにシュートを放つ場面はあったものの、得点を渇望するシーンは見られず。結局、試合は 0-0 で終了。勝点1を上乗せしたユベントスがスクデット7連覇を達成した。

 

 出場したユベントスの選手・監督などに対する採点は次のとおりです。

GK: シュチェスニー 6.0
 シュートやクロスに良い反応を見せ、期待された仕事をしていた。

DF: デ・シリオ 6.0
 エル・シャーラウィを封じ、ローマの攻撃を抑えた。試合終盤に集中力が切れて危ない場面を作りかけたが、上々の内容を見せていた。

DF: ルガーニ 6.5
 ビルドアップのパスは改善点だろう。しかし、試合を通してジェコを抑え切った守備力は高く評価されるべきだ。

DF: バルザーリ 6.5
 ジェコやウンデルという厄介なローマ攻撃陣を相手に奮闘。最終ラインでルガーニとともに君臨した。

DF: アレックス・サンドロ 6.5
 ウンデルのスピードにだけは手を焼き続けた。機を見た攻撃参加や中盤でのビルドアップでチームに貢献。多才さを見せつけた試合となった。

MF: ピアニッチ 6.0
 ディバラとベルナルデスキがいたことでパスの選択肢があり、ボールを自由に動かすことができていた。古巣との対戦で気負いすぎの部分もあり、本領発揮とはならなかった。

MF: マテュイディ 5.5
 急遽先発ということもあり、やや精彩を欠く。それでも中盤でバランスを取り続け、献身性を示した。

MF: ベルナルデスキ 6.0
 攻守に奔走し、持ち味を積極的にアピールしていた。攻撃時にサイドで幅を与えるポジショニングやカウンター時の並走を向上させることで持ち味がより発揮されることになるだろう。

MF: ディバラ 6.5
 ゴールとはならなかったが、フィジカル面が上向いていることが示された試合だった。上り調子でシーズンを終え、W杯を迎えることだろう。

MF: マンジュキッチ 5.5
 コッパ・イタリア決勝の疲労があったのか、運動量に陰りがあり、持ち味が発揮されることはなかった。

FW: イグアイン 5.5
 ファシオのマークに苦しみシュートに持ち込むまでには至らず。中盤に下りる形でビルドアップに加わったものの、得点機を手にするまでには至らなかった。

 

【交代選手など】

MF: ドウグラス・コスタ 6.0
 67分にベルナルデスキとの交代で出場。右サイドで幅を取り、攻撃のスイッチを入れる役割を担う。ただ、ローマが1人少なくなったことで試合が小康状態となり、見せ場は少なかった。

MF: ベタンクール ー
 マンジュキッチに代わり、81分から出場する。ジェズスにプレッシャーをかけ、中盤でスペースを消すなど与えられた仕事を全うした。

 

アッレグリ監督 6.5
 コッパ・イタリアから中3日で迎えた試合で手堅く勝点1を獲得。4年連続国内2冠という偉業を達成した。最終節を今季でチームを離れる選手たちへの餞けの舞台にできたことは大きい。

タリアベント主審 6.5
 ロマニスタはナインゴランの退場に不満かもしれない。だが、カードが出されたプレーはどちらもイエローが妥当なものだった。むしろ、ディバラがネットを揺らした際に本当にオフサイドだったのかを VAR でチェックしておくべきだったと言える。