ユベントスとの現行契約が今季(= 2017/18 シーズン)終了後に満了する CB を本職とする3選手との契約延長などの発表が行われない中、『Rai Sport』が「チアゴ・シウバ選手が獲得候補に上がっている」と報じ、噂が広まっています。

ユベントスが保有権を持つ CB は次のとおりです。
- 残留濃厚:
- ベナティア(31)、ルガーニ(23)、カルダラ(24)
- 去就不明:
- キエッリーニ(33)、バルザーリ(37)、ヘーベデス(30)
括弧内の数字は新シーズンが始まる2018年7月1日時点での年齢です。ユベントスでは CB を本職とする6選手が在籍していますが、今季終了後にベテラン3選手が契約を満了することになっているのです。
いずれの選手とも現時点で契約延長(ヘーベデス選手の場合はオプション行使の表明)に至っておらず、「新たに選手獲得」の噂が生じる土壌はあると言えるでしょう。
イタリア国営のライ・スポーツは「チアゴ・シウバ選手の獲得」を可能性にあげています。ただ、獲得の可能性は現時点では低いと思われます。
- キエッリーニ選手と同じ33歳
- PSG との契約は2020年まで
- 2〜3 年はトップレベルのプレーが期待可能
ネックになるのは「年齢」と「PSG との契約」でしょう。今後 2〜3 年はトップレベルでのプレーが期待できますが、そのために多額の移籍金を用意する価値を見出すことは難しい状況です。
UEFA から FFP で睨まれている PSG はマルキーニョス選手やキンペンベ選手という若手 CB がいますので、“相応の移籍金” が提示されればチアゴ・シウバ選手の放出を拒みはしないと予想されます。
アレックス・サンドロ選手の獲得オファーに「金銭+チアゴ・シウバ選手」という可能性が最も現実的に起こり得ると言えるでしょう。まずはユベントスとの現行契約が今季で満了するキエッリーニ、バルザーリ、ヘーベデスの3選手の去就に注目です。