ユベントスは公式サイト上でポルト戦を途中交代したベナティア選手の診察結果を発表しました。
PR
発表された内容は「ベナティア選手が右足太ももの内転筋を痛めた」とのこと。ポルト戦で交代する直前に股関節に近い右足の付け根を抑えている映像が捉えられていましたので、患部はその周辺だと思われます。
ただ、重度が確認されるほどではなかったため、深刻な負傷ではないと発表されています。
ベナティア選手の状態は観察下に置かれ、回復状況は来週に改めて確認される予定とのことです。19日(日)のサンプドリア戦は欠場となりますが、代表戦ウィーク明けのナポリ戦には戦列に復帰していることでしょう。
余談ですが、ベナティア選手は「クラブでポジションを獲得していない選手が代表でポジションを取ることは不当」との見解を示し、代表チームからの招集を辞退しています。
この決断についてはモロッコ代表での立場を見ておく必要があります。
- 3月の代表戦でモロッコ代表が戦うのは親善試合
- 出場機会がより少なかった1月時点でアフリカ・ネイションズカップの招集には応じている
- 14日のポルト戦でベナティア選手は負傷
W杯予選など公式戦が行われるのであれば、招集に応じていたと思われます。ただ、3月に行われるのは親善試合であり、クラブで出場時間を確保できていない選手が代表チームでポジションが確約されていることはおかしいとの立場を示したのでしょう。
ユベントスは3月の代表戦直後はアウェイでのナポリ2連戦であり、翌週にはチャンピオンズリーグ準々決勝が待ち構えています。実力者が良いコンディションであれば、起用される可能性は高まりますのでポジション奪取を狙うためにはクラブに残った方が得策だと判断したのだと思われます。