『ガゼッタ・デッロ・スポルト』と『トゥット・スポルト』の2紙がペスカーラがユベントス・プリマベーラに所属するグリゴリス・カスタノス選手の獲得に注力していると報じています。

カスタノス選手は1998年1月生まれの18歳(※ 30日の誕生日で19歳)。キプロス出身で2014年1月からユベントスの下部組織に在籍している “キプロスのメッシ” と称される左利きの選手で、トップ下など攻撃的なポジションを本職としています。
キプロス代表デビューも果たしており、2018年ロシアW杯欧州予選グループHで消化された4試合に先発出場している選手です。
シーズン | 大会名 | 試 | 得点 | 時間 |
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2015/16 | Primavera | 21 (17) | 5 | 1549' |
UEFA YL | 5 (2) | 3 | 229' | |
Coppa | 5 (5) | 2 | 450' | |
Viareggio | 4 (3) | 2 | 229' | |
Primavera Finale | 3 (3) | 1 | 295' | |
2016/17 | Primavera | 7 (4) | 0 | 433' |
UEFA YL | 6 (6) | 0 | 534' | |
Coppa | 1 (1) | 0 | 90' | |
W杯予選 | 4 (4) | 0 | 348' |
昨シーズンの得点力と比較すると、物足りなさを感じる成績と言えるでしょう。しかし、これはクレメンツァ選手とのポジション争いや下り目のポジションで攻撃の組み立てを担うプレーが増えているものであり、それほどナーバスになる必要はないと思われます。
カスタノス選手の獲得に乗り出していると報じられたペスカーラですが、少し前まではマンドラゴラ選手を獲得すると見られていました。ただ、経験と実績のあるムンタリ選手を選択することが確実となったため、マンドラゴラ選手のペスカーラ行きの可能性はかなり低くなったと言えるでしょう。
攻撃的なMFとしてプレーすることが本職のカスタノス選手は中盤を厚くするという選択肢をチームに与えることとなりますので、ペスカーラとの交渉がまとまる確率はあると思われます。
マンドラゴラ選手ですが、アタランタ行きの可能性の方が理想的と言えるでしょう。ガリアルディーニ選手が抜け、ポジションに空きが生じていますし、率いるのはジェノア時代の恩師ガスペリーニ監督だからです。
ユベントスの首脳陣が若手選手の出場機会をどのように確保し、成長を促す決断を下すかに注目です。