ユベントスは公式サイト上でウェストハムにローン移籍していたFWのシモーネ・ザザ選手が同じくローン移籍でスペイン・バレンシアに移籍することが決定したと発表いたしました。
トリノ、2017年1月16日 ー ユベントス・フットボールクラブはバレンシアと選手シモーネ・ザザの登録権を2017年6月30日まで200万ユーロで一時的に貸与することに合意したことを発表いたします。
なお、2017年6月30日までの公式戦に選手が一定数出場することでバレンシアに買取義務が生じる契約内容となっています。
買取義務が生じた場合、1600万ユーロが2年分割で支払われることとなります。また、契約期間内のパフォーマンスに応じ、200万ユーロが追加される条件も付随しております。
現地1月15日の段階でバレンシアが公式サイト上でザザ選手と契約したと発表しており、ユベントス側からの公式発表が待たれている段階でした。
ただ、“腰が引けた” 状態にあったバレンシアがまとまった資金を出す決断をしたことは驚きだったと言えるでしょう。横井伸幸氏が Number のコラムで指摘していたためです。
ちなみに、ザザ選手の完全移籍が確定した場合の収益予想は下表のとおりです。
移籍先 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 |
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WestHam | € 5m | € 10m * | € 10m * | ー |
※ 買取義務が生じた場合 +ボーナス300万ユーロ |
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Valencia | € 2m | € 8m * | € 8m * | ー |
※ 買取義務が生じた場合 +ボーナス200万ユーロ |
当初の予定であったウェストハムと比較すると、ディスカウントされた契約となりましたが、不振だったパフォーマンスを考慮すると仕方のない部分と言えるでしょう。
メディアでは「10試合出場で、買取責務が生じる」と報じられていますが、バレンシアが残す公式戦はリーガ21試合のみです。FWとしての結果を残し、買取義務条項が発動するかが最大の関心事になると思われます。