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プリマベーラ、ヴィアレッジョ・カップ 2016 を制す

 ヴィアレッジョ・カップのタイトルを賭けて行われたユベントス・プリマベーラ対パレルモの一戦はユベントスが 3-2 で競り勝ち、2012年以来のタイトルを手にすることに成功しました。

画像:ヴィアレッジョ・カップを制したユベントス

 試合に出場した選手は次のとおりです。

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表1:出場選手一覧(ヴィアレッジョ・カップ決勝 パレルモ戦)
  選手名
GK 1: デル・ファベロ
DF 21: リロラ・コソク、6: ブランコ・モレーノ、5: セヴェリン、4: コッコロ
MF 7: マチェク(26' s.t. 15: ディディバ)、16: ボヴェ(26' s.t. 17: ディ・マッシモ)、22: カッサータ
FW 11: バダラ、18: モルゼッリ(17' s.t. 14: トゥレ)、8: カスタノス

 パレルモは 3-5-2 を選択し、ロ・ファソ選手とラ・グミナ選手の2トップがユベントスゴールに狙う目的を持って試合に入ります。

 一方のグロッソ監督は調子の良い選手を中心に 4-3-3 のシステムを用いて、タイトルを狙います。試合の映像は『RAI』のホームページ上から確認することが可能です。

 Juventus – Palermo 3-2 | La partita - VIDEO - Calcio - RaiSport

 

 試合は決勝戦にふさわしく、両チームとも激しい攻め合います。最初にスコアを動かすことに成功したのはユベントス。

 14分にビルドアップから右サイドにポジションをとったマチェク選手が中央にクロス。エリア内で受けたカスタノス選手がフェンイントを交え、左足でニアサイドを豪快に打ち抜き、ユベントスがリードを奪うことに成功します。

 対するパレルモも反撃に転じ、28分に追いつきます。コスタンティーノ選手のロングシュートを GK のデル・ファベロ選手が正面に弾いたボールをラ・グミナ選手が押し込み、同点にします。

 追いつかれたユベントスでしたが、33分にマチェク選手がエリア内でのボールを奪い合いで倒され、PK を獲得。これをバダラ選手が右下に決め、再びリードを手にすることに成功します。

 しかし、その3分後にセヴェリン選手がエリア内でラ・グミナ選手を押したとの判定で、パレルモが PK を獲得。これをラ・グミナ選手がゴール左に決め、前半は互いに譲らず 2-2 で終えました。

 

 後半はどちらのチームも勝ち越しを目指して、攻勢を強めますが、シュートまでは持ち込ませない守備力を互いに見せつけます。

 ユベントスにはモルゼッリ選手に、パレルモにはロ・ファソ選手とラ・グミナ選手にボールは渡るものの、スコアを動かすまでには至りません。そして、PK 戦のことも頭をよぎり始めた残り5分でついに試合が動きます。

 途中出場していたディ・マッシモ選手がエリア内で倒され、ユベントスが PK を獲得。これをディ・マッシモ選手が自ら左隅に豪快に蹴り込み、土壇場で1点のリードを奪うことに成功します。

 試合は追加時間の3分もリードを守りきったユベントスが勝利し、ヴィアレッジョ・カップのタイトルを手にすることになりました。

 

 なお、グロッソ監督は試合後、以下のようにコメントしています。

ファビオ・グロッソ監督:
「選手たちについてハッピーですし、新しいチャレンジが私達を待っていますが、自分たちが高いクオリティーを持ったチームであることを示すことができました。

 簡単な試合にはならないと思っていました。パレルモはすばらしいクオリティーを見せていましたし、この成功は私達が作り上げたものであり、それに値し、そして望んでいたものです。

 負傷でシーズンを終えることになったムラトーレやクレメンツァにも朗報となるでしょう」