ユベントスが買い戻しオプションを持つサッスオーロのドメニコ・ベラルディ選手について、ミランが獲得に乗り出すのはではないかと『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じています。
これはベルルスコーニ会長の介入により、ミハイロビッチ監督との関係が終わる可能性が高まったことに起因します。現サッスオーロのディ・フランチェスコ監督が後任監督の有力候補として報じられており、その際にベラルディ選手も合わせて引き抜くのではないかと報じられているからです。
当のベラルディ選手ですが、ユベントスが 2500 万ユーロで買い戻しオプションを保有しています。
ミランがベラルディ選手を獲得するためにはユベントスが権利を行使しないことが大前提となります。その場合はサッスオーロから選手の保有権を買い取る必要があり、資金難に陥っているミランがその移籍金を捻出できるかも焦点になるでしょう。
ユベントスがベラルディ選手の買い戻しオプションを行使するかは、来季の監督と陣容次第です。モラタ選手の買い戻しオプションをレアル・マドリードが行使すれば、FW の選手を補充する必要が生じます。その際にベラルディ選手に白羽の矢を立てるかは監督の意向が反映されるでしょう。
アッレグリ監督は 4-3-1-2 を軸に戦いたい監督であり、ウィンガーを本職とするベラルディ選手に 2500 万ユーロを費やすかどうかは不透明です。
フィオレンティーナのパウロ・ソウザ監督がアッレグリ監督の後任として就任すれば、ベルナルデスキ選手やイリチッチ選手のような役割を期待できるベラルディ選手を希望しても不思議ではありません。
ベラルディ選手は “カードコレクター” というマイナス面もありますので、その点が改善する見込みがあるかもユベントスにとっては重要なチェック項目でしょう。オプションを持つ立場から、移籍市場での動きを見据えて的確な判断を下して欲しいと思います。