セリエＡ第23節に向けた招集メンバーがチーム公式サイトで発表されたのですが、その中でサミ・ケディラ選手が負傷により数週間の離脱が見込まれることも公表されました。
日曜日のキエーボ戦を前半で退いたため、ケディラ選手が負傷したのではないかとの憶測があったことは事実です。アッレグリ監督は「大事を取っただけ」とコメントしていましたが、ビノーボで行われた午後のトレーニングに姿を見せていなかったことも確認されていました。
チームが発表した内容によりますと、ケディラ選手が右太ももに痛みがあるというなので検査を行ったところ、右足・長内転筋（long adductor）に損傷が確認されたため、回復までに２〜３週間を要することを見積もっているとのことです。
したがって、ケディラ選手は2月13日のナポリ戦は欠場が確定し、23日のチャンピオンズリーグ・バイエルン戦への出場には黄信号が灯ったことになります。
『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は記事の中で今シーズン40回目の負傷であり、筋肉系の怪我に限定しても29回目であるとメディカル面を疑問視する姿勢を見せています。クラブ記録の連勝の影に隠れる形になっていましたが、この点については要改善と言えるでしょう。
キエッリーニ選手はジェノア戦のメンバーからは外れましたが、原因は筋肉疲労によるものと『ガゼッタ紙』は言及しています。おそらく、キエーボ戦とジェノア戦を欠場し、日曜日に行われるフロジノーネ戦への遠征メンバーには復帰するものと思われます。
唯一の朗報としては膝蓋腱炎（しつがいけんえん）による離脱が続いていた MF のマリオ・レミナ選手がジェノア戦に向けたメンバー入りをしたことでしょう。
ただし、レミナ選手はチャンピオンズリーグ決勝ラウンドに向けた登録メンバーには入っていません。つまり、現状の立ち位置（序列）としてはエルナネス選手よりも下となります。
レミナ選手には与えられた機会で結果を出し、登録メンバーに入れなかったことは間違いだと証明する反骨心に期待したいところです。
