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セリエAで背番号『17』をあまり見かけない訳

 セリエAは背番号の規定について、かなりの自由度が保証されたリーグだと言えます。GK が背番号2をつけてプレーしていたり、70番、80番、90番台の背番号をつけている選手もいます。

 そのようなイタリアでも『17』をつけてプレーする選手は多くありません。なぜなら、イタリア人があまり付けたくない理由が存在するからです。

17

 

 その理由は『17』が不吉なことを連想させる番号だからです。キリスト教では『13』がその代表例ですが、イタリアでは『17』もそれに該当するのです。日本では間違いなく『42』がそれに当たるでしょう。プロ野球で『42』を希望して着用する日本人選手は記憶にありませんし、助っ人外国人のための背番号となっています。

 

 『17』にネガティブな印象がある理由は、この数字をローマ数字で表記すると XVII となることに起因します。これらの文字を並び替えると VIXI という言葉になるのです。VIXI という言葉の意味が “よく生きた” という意味で、人生の終焉(=死)を連想させるという理由で敬遠される傾向があるのです。

 ちなみに『17』をつけてプレーするイタリア人選手はサンプドリアアンジェロ・パロンボ選手ぐらいです。ユベントスではレンタルから戻って来たデ・チェーリエ選手が着用していますが、これは11を付けれないことによるものです。

 基本的に大方のチームでは、背番号『17』はイタリア人以外の選手のための番号となっています。ユベントスでも近年、背番号『17』でインパクトを残したのはフランス人のダビ・トレゼゲ選手でした。

 『17』をラッキーナンバーとする選手がチームに貢献してくれるようになると見方も変わるのではないでしょうか。