『スカイ・イタリア』によりますと、ユベントスが期限付き移籍で加入中のコンセイソン選手を獲得するために提示した3000万ユーロ未満での買取オファーがポルトに拒否されたとのことです。
「コンセイソン選手の獲得費用が総額3000万ユーロでも費用対効果は見合っていない」ため、撤退すべき案件と言えるでしょう。

コンセイソン選手は2024年夏にレンタル料700万ユーロ+ボーナス最大300万ユーロの期限付き移籍でユベントスに加入。「3000万ユーロでの買取オプションが存在する」と噂されていました。
ユベントスのコモリ GM が『オプションを行使した際の移籍金を下回る金額』をオファーした理由は「費用対効果」でしょう。
2024/25 シーズンのパフォーマンスは「右肩下がり」で、後半戦は『途中出場のジョーカー役』として起用されていた控え選手に “追加で” 3000万ユーロも投じる合理性が存在しないからです。
そして、最大の理由は “コンセイソン選手よりも1歳若くてクラブ育成選手でもあるスーレ選手” を2560万ユーロで売却していること。シーズン後半戦での差は如実でした。
- コンセイソン
- 2002年12月生まれの22歳
- セリエA: 26試合1338分・3得点4アシスト
- 25年2月以降 - 12試合490分・2G1A
- スーレ
- 2003年4月生まれの22歳
- セリエA: 27試合1792分・5得点5アシスト
- 25年2月以降 - 15試合1239分・4G5A
「ユベントスを面白おかしく没落させること」が目的であるなら、コンセイソン選手の獲得に3000万ユーロを “迷わず” 投入すべきでしょう。
どのセリエAのチームもコンセイソン選手には「ダブルチームで対応して『縦への仕掛け』を選択させれば袋小路に陥って攻撃の脅威は消滅すると看破した対処」で封じていたからです。
『(結果を残すことができていない)ジュントリ案件の契約内容』をコモリ GM が「追認」しては経営再建の達成時期が遠のくことは避けられません。
したがって、“そうした状況の選手” を来シーズン以降もチームに留めたい場合は「(契約内容を)下方修正できるか」がポイントでしょう。コモリ GM がどのような決断を下すのかに注目です。