2024/25 セリエＣ第8節が行われ、ホームにポテンツァを迎えたユベントス・Ｂチーム（= Next Gen）は開始直後にパルンボ選手のゴールで先制するも3失点を喫し、2-3 で敗れました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
| 選手名 | |
|---|---|
| GK | 30: ダッファラ |
| DF | 6: コメネンシア 24: チティ 26: Ｊ・ヒル 31: プクツカ |
| MF | 21: パルンボ（→ 11' st. 5: マッカ） 73: ファティカンティ（→ 28' st. 28: オウス） |
| 17: ジェッラ (C) 74: パパドプロス（→ 11' st. 10: アンゲェレ） 3: アフェナ＝ギャン（→ 37' st. 9: マンチーニ） |
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| FW | 79: セメド（→ 1' st. 20: ダ・グラカ） |
モンテーロ監督は 4-2-3-1 にフォーメーションを変更。前節ベネヴェント戦に先発した前線3選手にジェッラ選手も先発起用し、守備陣の不安を前線攻撃陣の火力で覆い隠す狙いを持って試合に臨みます。
先手を取ったのはユベントス。開始2分に左サイドのアフェナ＝ギャンからの折り返しのクロスにタイミング良く詰めて来たパルンボが左足で合わせて先制に成功する。
主導権を握ったユベントスは6分にセメドのスルーパスに反応したジェッラが右サイドを抜け出してシュートを放つも、これはゴールのわずかに左へと逸れてしまう。
すると、ポテンツァが反撃。21分にスキメンティへの縦パスが通ると、縦にスピッドアップしたスキメンティはＪ・ヒルを振り切って右足シュートをゴール左下に決めて 1-1 の同点の追い付く。
同点に追い付いたポテンツァはカトゥラーノに逆転のチャンスが訪れたが、ここは GK ダッファラが好セーブで応戦。ユベントスは同点で踏み留まる。
だが、43分にスキメンティからのラストパスを受けたダウリアがゴール正面やや左から巻いたシュートをファーサイドに突き刺して逆転に成功。前半は 1-2 とポテンツァが1点リードで折り返す。
ハーフタイムで立て直したいユベントスだったが、後半で先に得点したのはポテンツァ。49分にカストラーニの意表を突く超ロングシュートが決まり、1-3 とリードを2点差に広げる。
対するユベントスは63分に右 CK から生じた混戦の中から途中出場のダ・グラカが押し込むことに成功。2-3 と1点ビハインドに迫って試合終盤を迎える。
ユベントスは79分にコメネンシアの縦パスに反応して右サイドを抜け出したダ・グラカがクロスを送るも、逆サイドで詰めたアンゲェレのシュートは枠の右。
83分には FK から得点の雰囲気を漂わせるも、マンチーニはシュートを放てず。結局、試合は 2-3 で終了。ユベントスは2連敗となった。
なお、モンテーロ監督は試合後に次のようにコメントしています。
パオロ・モンテーロ監督：
「今日の試合結果に満足することはできません。敗けてしまいましたし、前半で何度か得点機があったものの卑屈になってしまったからです。
私達は相手ペナルティーエリア付近まで何度も侵入しましたが、シュートはコントロールできませんでした。ポテンツァの守備が良いのは分かっています。しかし、私達のクオリティーを考えるとより危険な存在になるべきでした。
具体性を欠いていましたし、それではピッチ上からポジティブな結果を持ち帰るのは困難です。今日のような試合はセリエＣのようなプロリーグで若い選手達が旅路の上で経験しなければならないことです。
腕まくりをするだけです。勝点を獲得することが最も重要なのです。選手達が最高のパフォーマンスを発揮する環境を整えられるかは私達スタッフ陣次第です。仕事を継続することしか考えられません」
前節ベネヴェント戦と同様にパルンボ選手のゴールで先行するも、守備が機能せず相手チームに逆転されて敗戦する試合内容となりました。
モンテーロ監督のコメントで擁護可能なのは同点ゴールを許した際に “アリバイ・スライディングで縦パスを許した新加入の19歳プクツカ選手” と “スピードで振り切られたプリマヴェーラから加入したての18歳Ｊ・ヒル選手の2人。
両選手は「次に同様の局面に直面した際に今日の試合よりも良い対応ができるか」が問われる成長段階の選手だからです。
その一方で 4-2-3-1 の前線攻撃陣として先発出場した4選手は立場が異なります。前半で得たチャンスを決め切れなかったことは反省しなければなりませんし、その実力がないのであれば成長を待つ時間的猶予が少ないからです。
Ｂチームの次戦は10月12日（土）に予定されている 2024/25 セリエＣ第9節ジュリアーノ戦です。
しばらくの間はグループＣの中位または低位との対戦が続くため、1勝3分4敗の勝点6で降格圏に沈む現状から脱出することができるのかに注目です。
