ユベントスは公式サイト上でイタリアの電力最大手であるエネル(enel)社との間でパートナー契約が締結されたと発表いたしました。『持続可能性』の点で共感を得たことが契約の動機と言及されています。
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エネル社は国営電力会社をルーツに持ち、日本だと「旧・一電」と称される東京電力や関西電力のような立ち位置にある企業です。
イタリアも日本と同様に発電方法で最も大きいのは火力発電。既存の大手電力は『環境問題』を旗印に活動家からバッシングを浴びているため、「クリーンエネルギーへの注力」などをアピールして『持続可能性』に取り組んでいます。
ユベントスとのパートナー契約締結はその一環と言えるでしょう。
エネル社の広告はアリアンツ・スタジアムで開催されるセリエAやコッパ・イタリアの試合で電光掲示板などに出稿されるとのこと。
また、インタビュー時の背景にも掲示されると言及されています。
これは「Cygames、Ganten、Balocco などと同じカテゴリーのスポンサー料を得ている」ことを意味するため、クラブの経営にとっては朗報と言えるでしょう。
ネクセン・タイヤなど “インタビュー時の背景に広告が掲示されないスポンサー” よりも多額のスポンサー料を得られるはずだからです。
経営面では「イタリア国外からグローバル・スポンサーを数多く引き寄せること」が重要になります。ピッチ上での結果を経営面に上手く還元し続けることができるのかにも注目です。