『トゥット・スポルト』によりますと、Jeep 社との契約が満了したことで胸スポンサーが空席となっているユベントスの新たなメインスポンサーが決まりそうとのことです。
ただ、スポンサー料の半減が不可避と見られており、苦しい経営状況が続くことになるでしょう。
ユベントスは親会社 Exor が筆頭株主を務める『ステランティス』の傘下ブランドである Jeep 社がメインスポンサーとなり、年間5000万ユーロ弱で胸スポンサー広告を掲示していました。
しかし、その契約は2024年6月30日で満了。空白となった胸スポンサー広告枠を埋めるためにカルヴォ MD が奔走している状況です。
トゥット紙によりますと、秘密保持契約の関係で交渉相手は明かせないがスポンサー契約は確保できた模様とのこと。年間2000万ユーロ強の2年契約で合意する見通しと報じています。
『年間のスポンサー料』は「2019/20 シーズンを最後にスクデットから遠ざかっていること」と「トリノ都市圏の人口はミラノ都市圏の半分以下」であるため、インテルやミランよりも少なくなるのは止むを得ないでしょう。
ちなみに、ユベントス側が『2年契約』を望む理由は「(チアゴ・モッタ監督で結果とモダン型スタイルの好イメージを残した)2年後の2026年夏には好条件の新スポンサー契約を獲得する」という青写真を描いているからだと思われます。
その青写真を描いているのであれば、“今後の2シーズンに即戦力としての稼働が計算できる選手” を獲得するために若手超有望株を売却し続けている今夏の移籍市場での動きを説明できるからです。
メインスポンサーを確保することができなければ、経営的に干上がってしまうことは避けられません。8月19日に予定されている 2024/25 シーズンの開幕節までに胸スポンサーを獲得することができるのかに注目です。