ユベントスは公式サイト上で 2023/24 セリエA第25節エラス・ヴェローナ戦に向けた招集メンバー23選手を発表いたしました。
招集された選手一覧は下表のとおりです。
選手名 | ||
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GK | 1st | 1: シュチェスニー、23: ピンソーリョ |
B | 49: スカーリャ | |
DF | 1st | 4: ガッティ、6: ダニーロ、12: A・サンドロ、24: ルガーニ、33: T・ジャロ |
WB | 1st | 11: コスティッチ、17: イリング、22: T・ウェア、27: カンビアーゾ |
MF | 1st | 5: ロカテッリ、16: マッケニー、20: ミレッティ、25: ラビオ、26: アルカラス、41: ニコルッシ |
B | 47: ノンジェ | |
FW | 1st | 7: キエーザ、9: ヴラホヴィッチ、14: ミリク、15: ユルディズ |
CB 陣ではブレメル選手が累積警告による出場停止で招集メンバー外。その一方で出場停止処分が明けたダニーロ選手がメンバーに復帰しました。
FW 陣は筋肉の過負荷が癒えたヴラホヴィッチ選手が招集メンバーに復帰。前節ウディネーゼ戦でトップチーム・デビューを果たしたチェッリ選手は2試合連続での招集とはなりませんでした。
【先発予想: 3-5-2】
GK: シュチェスニー
DF: ガッティ、ルガーニ、ダニーロ
WB: カンビアーゾ、コスティッチ
MF: マッケニー、ロカテッリ、ラビオ
FW: ヴラホヴィッチ(ミリク)、ユルディズ(キエーザ)
アッレグリ監督は 3-5-2 を継続するでしょう。先発予想が割れるのは “左ふくらはぎの筋肉に過負荷の疑いのあるユルディズ選手” がいる『2トップの左』ぐらいで、それ以外は予想どおりの顔ぶれになると考えられます。
対するヴェローナのバローニ監督は 4-2-3-1 が有力です。CF はポストプレーによる貢献が期待されるシフィデルスキ選手が入り、ススロフ選手が2列目からサポート。両翼の MF が攻撃時に横幅を確保する形を基本にしています。
ただ、ヴェローナは今季24試合を消化した時点で21得点。得点力不足に苦しんでいるため、ユベントスは『各サイドで苦手とする局面の対応を極力回避する守り方』ができるかがポイントになるでしょう。
“引き分けによる勝点1でも非常に大きい残留争い真っ只中のヴェローナ” に対し、直近3試合で勝点1しか獲得できていないユベントスは「勝利(≒得点)」が要求されます。
- 普段どおりのビルドアップは困難
- “レジスタのロカテッリ” は相手の『トップ下』に守備時は常に監視される
- 相手がスライドした時点で WB はサイドで数的不利になる
- 相手 CB 陣のマークを振り解けるか
- 『ヴラホヴィッチ対ダヴィドヴィチのデュエル』で劣勢だと攻撃が停滞する可能性は大
両チームが採用すると予想されるフォーメーションのままだとユベントスは「パス交換によるビルドアップ(やボールの前進)」で苦労することは避けられません。そのため、「どの選手が『運ぶドリブル』で局面を変えるか」が鍵になるでしょう。
パスの受け手がカバーされているなら、ボール保持者が自ら持ち上がることで相手に現在採用中の守備陣形を変更させる必要があるからです。
単純で単調なクロス攻撃が中心になってしまうと『ヴェローナの CB 陣との高さ勝負』では分が悪いだけにエンポリ戦やウディネーゼ戦と同じ結末を辿ることになるでしょう。
同じ失敗を繰り返さないためにアッレグリ監督がどのような準備をして重要なヴェローナ戦に臨むのかに注目です。