『スカイ・イタリア』によりますと、2023/24 セリエA第15節ナポリ戦に向けて調整中のユベントスの全体練習にルガーニ選手とロカテッリ選手が復帰したとのことです。8日(金)の試合での起用に向けた不安は解消されたと言えるでしょう。
ユベントスは12月4日(月)にコンティナッサの練習場でティフォージ向けの公開練習を行ったのですが、ルガーニ選手は風邪で欠席。肋骨の骨折を抱えるロカテッリ選手は別メニュー調整でした。
『スカイ・イタリア』は「両選手は翌5日の全体練習から復帰した」と報じており、現地12月8日(金)のセリエA第15節ナポリ戦でルガーニ選手とロカテッリ選手の両選手が起用できることはチームにとってプラスと言えるでしょう。
ちなみに、第14節でナポリと対戦した “ユベントスと同じ 3-5-2 を基本フォーメーションにするインテル” が採用した戦術は以下のものです。
- ミドルゾーンよりも自陣側で『守備ブロック』を設定
- 『ハイプレスによるボール奪取』は基本的に封印
- 『ビルドアップを邪魔するチェック』は実行
- マイボール時は『ポゼッション』を用いてチーム全体で前進
- ナポリに『自陣内での守備ブロック』を敷かせてストレスを与えることが目的
- 『ミドルブロック』でボール奪取が成功した場合はカウンター
“今のユベントスよりも組織立ったハイプレスを敢行できるインテル” が『ハイプレス』をしなかったのですから、「ナポリからハイプレスでボール奪取は計算できる」とは見なさない方が良いでしょう。
モンツァ戦で同点ゴールを許した時のように「相手の攻撃による圧力で『5-3-2 の守備ブロック』が圧縮されてしまうと失点の可能性が高まる」ため、「守備ブロックの厚みを維持するための(FW 陣を含めた)守り」が重要になると思われます。
もちろん、攻撃面での準備も必要です。ユベントスは攻撃が『前線2トップのロングカウンター』ばかりになってしまうと、ナポリの強みである『相手陣内でのハイプレス』の餌食になってしまうからです。
したがって、『ポゼッションを用いたチーム全体での前進』ができるかも重要になるでしょう。アッレグリ監督が攻守両面での良いバランスを確立する準備をすることができるのかに注目です。