アリアンツ・スタジアムで行われたスタンダール・リエージュとの親善試合はオウンゴールで先制を許すもスーレ選手の PK で追い付き、試合は 1-1 の引き分けで終了しました。
先発した両チームの選手とフォーメーションは以下のとおりです。
Juventus FC [3-5-2] |
Standard Liege [3-4-1-2] |
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GK | 1: シュチェスニー | 16: ボダール |
DF | 6: ダニーロ (C) 3: ブレメル 12: A・サンドロ |
6: デュセンヌ (C) 20: ブカジ 34: ライフィス |
MF | 33: アケ 8: マッケニー 5: ロカテッリ 20: ミレッティ 17: コスティッチ |
21: メレゴーニ 11: ドヌム 14: アルザテ 17: ダヴィダ 22: バリクウィシャ |
FW | 14: ミリク 18: ケーン |
77: ツィンカーナーゲル 28: ペリツァ |
ユベントスのアッレグリ監督は 3-5-2 を選択。ブラジル代表の3人が DF ラインで先発し、右 WB にはアケ選手を起用する布陣で試合に臨みます。
対するスタンダール・リエージュのデイラ監督は 3-4-1-2 を選択。ツィンカーナーゲル選手とペリツァ選手の長身2トップが前線でポストプレーを担う形で試合を迎えます。
立ち上がりにチャンスを作ったのはユベントス。4分に左サイドのミレッティが入れたクロスにケーンが右足ボレーで合わせたがシュートはクロスバーをかすめる。ケーンは8分にアケのクロスを右足で合わせたが、これはオフサイドでゴールは認められず。
対するスタンダール・リエージュは24分にバリクウィシャがペナルティーエリア手前から右足で強烈なミドルシュート。シュチェスニーが見送るだけだったがシュートは右ポストを直撃してゴールとはならず。
均衡が破れたのは32分。スタンダール・リエージュは右サイドで FK を獲得すると、ゴール前でクリアを試みたダニーロの頭に当たったことでフリックシュートの軌道となってゴールイン。リエージュが先行する。
ユベントスは34分にミリクの浮き球でのラストパスに反応したミレッティが狙うもシュートは左ポスト。スタンダール・リエージュは36分にツィンカーナーゲルのミドルシュートが枠を捕らえるも GK シュチェスニーが応戦。
それでも前半はスタンダール・リエージュが1点のリードを持って折り返すことに成功する。
アッレグリ監督は後半開始と同時に9人の選手交代を実施。以下の顔ぶれでの巻き返しを図る。
- GK: ペリン
- DF: ガッティ、ルガーニ、ハイセン
- WB: アケ(15' st. → バルビエリ)、イリング
- MF: ファジョーリ、バッレネチェア、ミレッティ(24' st. → セルサンティ)
- FW: コンパニョン、スーレ
すると、55分に右サイドから仕掛けたスーレからのスルーパスを受けてエリア内でターンに成功したコンパニョンが倒されて PK を獲得。これをスーレがゴール右下に決めてユベントスが 1-1 の同点に追い付く。
その後はスーレを起点にしたユベントスがイリングなどサイドでのスピードを活かしてリエージュのゴール前にボールを送り込むが決定的なシュートを放つまでには至らず。
一方のリエージュも選手交代で決定的な仕事ができる選手の不在が決め手を欠く形となり試合終了のホイッスル。試合は 1-1 で終了した。
前半は「クレモネーゼ戦でのスタメン起用が予想されるトップチームの選手」が中心となり、後半は「トップチームでの出場機会の増加を狙う若手有望株」が多く起用される試合となりました。
Bチームに所属する若手有望株選手も『スペースを活かした攻撃』で持ち味を発揮していましたので「トップチームの中に上手く組み込めるか次第」でシーズン後半戦での貴重な戦力になると思われます。
その一方でリエージュ戦の出場を回避したキエーザ選手にはクレモネーゼ戦での復帰に黄信号が灯っています。また、シュチェスニー選手が「首の痛みを覚えた」とコンディション不良を申し出ていることも懸念点になるでしょう。
コンディションが整い切っていない主力選手の不在を感じさせないパフォーマンスを若手有望株がトップチームのシーズン後半戦で披露してくれるとチーム力が大きく向上するだけに良い競争原理が働くことに期待です。