ユベントスにとっての 2022/23 シーズン初戦となった CD グアダラハラ(メキシコ)との親善試合はダ・グラカ選手とコンパニョン選手のゴールでユベントスが 2-0 の勝利を手にしました。
試合に先発した両チームの選手とフォーメーションは以下のとおりです。
Juventus FC [4-3-1-2] |
CD Guadalajara [4-4-1-1] |
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GK | 1: シュチェスニー | 27: R・ランヘル |
DF | 11: クアドラード (C) 15: ガッティ 6: ダニーロ 12: A・サンドロ |
17: J・サンチェス 21: ミエル (C) 4: ブリセーニョ 16: ポンセ |
MF | 44: ファジョーリ 27: ロカテッリ 10: ポグバ 22: ディ・マリア |
6: P・ペレス 29: A・トーレス 49: G・ガルシア 24: シスネロス |
FW | 40: ダ・グラカ 18: ケーン |
65: S・ペレス 9: サルディバル |
ユベントスのアッレグリ監督は 4-3-1-2 を選択。ディ・マリア選手がトップ下に入り、ポグバ選手は左インサイドハーフでの起用となる布陣で試合に臨みます。
対するグアダラハラのカデナ監督は 4-4-1-1 を選択。最前線にサルディバル選手が陣取る他は状況に応じて選手の立ち位置が変わるシステムで試合を迎えます。
両チームが積極的にゴールを狙う姿勢で入った試合で最初にゴールを脅かしたのはユベントス。5分に FK をクイックリスタートするとポグバがロングシュート。しかし、これは GK ランヘルが CK に逃れる。
試合が動いたのは10分。ユベントスはディ・マリアが左 CK を入れるとファーサイドでガッティがヘディングシュート。これは右ポストを叩いたが、ダ・グラカがこぼれ球を押し込んでユベントスが先制する。
33分にはディ・マリアのチェックからファジョーリが自陣内からの超ロングシュートを放つもボールは右ポストをかすめる。
対するグアダラハラは35分にサルディバルが狙うも GK シュチェスニーがストップ。45分にはユベントスの左 CK からロングカウンターでシスネロスが右サイドからシュートを放ったが、シュチェスニーがキャッチ。
前半はユベントスが1点のリードで折り返す。
ユベントスのアッレグリ監督は後半開始と同時に先発11選手を入れ替え、4-2-3-1 の布陣に変更する。
- GK: ペリン
- DF: バルビエリ、ルガーニ、ブレメル、ペッレグリーニ
- MF: ザカリア、ロヴェッラ
- OMF: コンパニョン、スーレ、アケ
- FW: クドリッジ
ユベントスは56分にロヴェッラのスルーパスに反応したスーレがシュートも相手 DF がブロック。グアダラハラは GK からのロングフィードを受けたシスネロスが左サイドから狙ったが、シュートは枠のわずかに右。
61分にはロヴェッラのバックパスを GK ペリンが手で処理をしたことでグアダラハラがエリア内で間接 FK を獲得したが、シスネロスのシュートは枠を捕らえず。
追い付けないグアダラハラを尻目にユベントスは80分にロヴェッラがボール奪取に成功するとバルビエルが中央をドリブルで持ち上がってミドルシュート。これは相手 DF にブロックされたが、跳ね返った先の左サイドにいたコンパニョンがカットインからシュートを決め、ユベントスのリードは2点に拡大する。
結局、試合はこのまま 2-0 で終了。若手選手が結果を残したユベントスに軍配が上がった。
ディ・マリア選手やブレメル選手は45分の短いプレー時間でしたが、「持ち味を見せ付けた試合だった」と言えるでしょう。即戦力選手として上々のスタートを切ったと言えるはずです。
一方、トップチーム入りを狙う若手有望株の中で不完全燃焼に近かったのがファジョーリ選手です。
超ロングシュートなど光るプレーはあったものの、主力級の選手が周囲にいる状況でのパス交換でリズムを作り出すまでには至りませんでした。この部分でアピールができないとミレッティ選手やロヴェッラ選手に遅れを取ることになるでしょう。
とは言え、プレシーズン初戦であり未出場の主力選手も控えている状況です。バルセロナとのプレシーズン・マッチ2試合目で評価を挽回することは十分に可能です。良い準備を継続することができるのかに注目です。