セリエA開幕1週間前に行われたアタランタとの親善試合はディバラ選手のゴールを皮切りに3得点を決めたユベントスが 3-1 で勝利しました。
試合に先発した両チームの選手は下表のとおりです。
Juventus [4-3-3] |
Atalanta BC [3-4-2-1] |
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GK | 1: シュチェスニー | 1: ムッソ |
DF | 11: クアドラード 19: ボヌッチ 4: デ・リフト 12: A・サンドロ |
19: ジムシティ 28: デミラル 6: パロミーノ |
MF | 30: ベンタンクール 8: ラムジー 20: ベルナルデスキ |
3: メーレ 88: パシャリッチ 11: フロイラ (C)ー 8: ゴセンス |
FW | 22: キエーザ 10: ディバラ (C) 7: ロナウド |
72: イリチッチ 32: ペッシーナ 9: ムリエル |
アッレグリ監督は 4-3-3 を選択。先週のバルセロナ戦からは DF ラインにクアドラード選手やボヌッチ選手を配置する布陣に変更。前線はディバラ選手とキエーザ選手が入る形で試合に臨みます。
対するアタランタのガスペリーニ監督はお馴染みの 3-4-2-1 を選択。デミラル選手が DF ラインの中央に陣取り、最前線はムリエル選手が入る陣容で試合を迎えます。
立ち上がりにチャンスを得たのはアタランタ。イリチッチからのスルーパスをムリエルが中央でのポストプレーで落とすと、こぼれ球を逆サイドのゴセンスがシュート。しかし、右足だったため枠を捕らえることはできず。
するとユベントスは9分にロナウドがロングドリブルでカウンターを発動させると、右サイドを並走するキエーザにスルーパス。この折り返しをディバラが流し込み、ユベントスが1点を先制する。
しかし、アタランタは17分にペッシーナの仕掛けで生じたこぼれ球に反応したフロイラーがボヌッチに倒されて PK を獲得。これをムリエルがゴール左に冷静に決め、同点に追い付く。
勢いを増したアタランタはデ・リフトのパス出しを読んだペッシーナのパスカットからムリエルが狙うも GK シュチェスニーが好セーブ。その後も攻め続けられたユベントスだったが、39分に右 CK のボールを逆サイドで回収したベルナルデスキが強烈なミドルシュートを突き刺し、リードを2点に広げる。
後半のユベントスはロナウドに得点を決めさせるためにペナルティーエリア内でボールを集めるが、ゴールとはならず。その後の途中交代を経て、ユベントスの最終的な出場選手は以下のようになる。
- GK: ピンソーリョ
- DF: デ・シリオ、ルガーニ、キエッリーニ、ペッレグリーニ
- MF: ラノッキア、ファジョーリ、マッケニー
- FW: クアドラード、モラタ、クルゼフスキ
この試合を仕上げたのは途中出場のモラタ。93分にクルゼフスキがフィジカルを活かして左サイドでダ・リバからボール奪取に成功すると中央にクロス。フリーのモラタが難なく決め、ユベントスは3点目を手にする。
なお、試合はこのまま 3-1 で終了。勝利という結果を手にし、2021/22 シーズンの親善試合を締めくくることになった。
4-4-2 の守備ブロックを構築した際にアタランタが “斜めの縦パス” を活用してペナルティーエリア内で待つ FW などにボールを効果的に届けることができていましたから、シーズン前半戦は「守備ブロックの精度向上」が課題となるでしょう。
『ハイライン+ハイプレスによるポゼッション型』のチームでも試合中に「守備ブロック」が必要となる時間帯はあります。それを軽視することはできませんし、どれだけ立て直せるかが鍵になると思われます。