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【採点】 2021/22 セリエA第14節 ユベントス対アタランタ

 2021/22 セリエA第14節アタランタ戦は前半28分のサパタ選手のゴールを守り切ったアタランタが 0-1 で勝利しました。

画像:チームに勝利をもたらせなかったディバラ

 先発した両チームの選手とフォーメーションは以下のとおりです。

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画像:2021/22 セリエA第14節 ユベントス対アタランタ
表1:先発メンバー(2021/22 セリエA第14節 アタランタ戦)
  Juventus FC
[4-4-2]
Atalanta BC
[3-4-2-1]
GK 1: シュチェスニー 1: ムッソ
DF 11: クアドラード
4: デ・リフト
19: ボヌッチ
12: A・サンドロ
2: トロイ (C)
28: デミラル
19: ジムシティ
MF 14: マッケニー
27: ロカテッリ
25: ラビオ
22: キエーザ
77: ザッパコスタ
15: デ・ローン
11: フロイラー
3: メーレ
19: マリノフスキ
32: ペッシーナ
FW 10: ディバラ (C)
9: モラタ
91: サパタ

 ユベントスのアッレグリ監督は 4-4-2 を選択。ベンタンクール選手の代わりにディバラ選手が FW で先発する他はミッドウィークのチェルシー戦と同じ10選手が先発に名を連ねて試合に臨みます。

 対するアタランタのガスペリーニ監督は 3-4-2-1 を選択。サパタ選手を1トップで起用し、2列目にはマリノフスキ選手とペッシーナ選手を配置する布陣で試合を迎えます。

 

 膠着した試合で先にチャンスを得たのはアタランタ。16分にデ・リフトの横パスがずれたところをサパタがボールを回収し、最後はフロイラーが左足で狙う。だが、シュートは枠の左。

 ユベントスは直後の17分に右サイドを持ち上がったディバラがカットインからシュートも GK ムッソがキャッチ。20分にはマッケニーのフィードに反応したキエーザが決定機を掴むが、シュートはトロイに阻まれてしまう。

 試合が動いたのは28分。ユベントスはワンタッチパスがジムシティにダイレクトで前線に送られると、これに反応したサパタがスピードを活かして右サイドから強烈なシュートを叩き込んでアタランタが先制する。

 一方のユベントスは34分からディバラとモラタがシュートを放つも、どちらも GK ムッソにセーブを強いるまでには至らず。前半はアウェイのアタランタが1点のリードで折り返す。

 仕切り直したいユベントスだったが、前半最後のプレーで左太ももを痛めてベルナルデスキとの交代を強いられてしまう。

 1点が欲しいユベントスは60分にボヌッチの縦パスに反応したマッケニーの粘りから最後はディバラがフルパワーのシュートを放つが枠の上。すると、このプレーで右ひざを痛めたマッケニーもプレー続行不能となってしまう。

 それでもユベントスは65分にラビオのミドルが枠に飛ぶが GK ムッソが右手で触れて CK に逃れる。対するアタランタは74分にマリノフスキがドリブルで持ち上がって決定機を作り出すが、こちらはクアドラードが身体を張って死守する。

 ユベントスは81分にディバラの左 CK が流れたところをデ・リフトがシュートを枠に飛ばすがアタランタ DF が身体を張ってブロック。

 93分にはケーンのクロスがメーレの右手に当たったが笛は鳴らず。95分にはディバラの FK がクロスバーに阻まれてノーゴール。結局、試合は前半のサパタのゴールを守り切ったアタランタに軍配が上がった。

 

 試合に出場したユベントスの選手・監督への採点は次のとおりです。

GK: シュチェスニー 6.0
 サパタに許したゴールは止むを得ない。GK としてできる仕事は確実に遂行していた。

DF: クアドラード 6.0
 右サイドバックとして攻守に奮闘。献身的に働き続けた。

DF: ボヌッチ 5.5
 最終ラインの統率に奮起したが結果は伴わず。セットプレーで攻撃参加に精を出したものの違いを見せることはできなかった。

DF: デ・リフト 5.5
 負け試合の平均的なパフォーマンスだった。チーム最高給の選手として物足りないことは明らかだ。

DF: アレックス・サンドロ 4.5
 スタンフォード・ブリッジで見せた悪いパフォーマンスを今夜も見せていた。プレスの餌食となり、縦パスを引っ掛けられ続けた内容でも先発出場できることが不思議でならない。

MF: マッケニー 6.0
 自らの動き出しや決定的なスルーパスで攻撃に変化を加える。右サイドでも上々のパフォーマンスを示していただけに負傷はチームにとって大きな痛手となるだろう。

MF: ロカテッリ 6.0
 中盤のレジスタや最終ラインの間に下がってボールを動かす役割を遂行したが、結果には結びつかなかった。

MF: ラビオ 5.5
 ボランチやレジスタとしての役割が時間的に多い試合だったが、アタランタのダブルボランチを悩ませるような存在にはならず。アルトゥールの方がマンツーマンの相手を剥がせる可能性があったのではないかと思われる。

MF: キエーザ 6.0
 スピードを活かした突破をサイドで見せ、攻撃が限定的だった前半で存在感を発揮する。だが、前半最後のプレーで左太ももを痛めた様子で離脱は不可避だろう。

FW: ディバラ 5.5
 以前よりは肉弾戦で奮闘してたが結果は伴わなかった。“黒猫” と揶揄されるのは時間の問題だ。

FW: モラタ 4.5
 アレッサンドロ・マトリを彷彿させる寵愛が続く限り、チャンピオンズリーグ出場権を争うライバルは恩恵を得ることになるだろう。

 

【交代選手など】

MF: ベルナルデスキ 5.5
 後半開始の46分にキエーザとの交代で出場する。右サイドに入って持ち前の総力やフィジカルで貢献するために奔走したが、結果には結び付かなかった。

FW: ケーン 5.5
 マッケニーに代わり64分から出場。CF として中央にポジションを取り、個人としてできるプレーは着実に遂行。ただ、モラタやディバラなどとのコンビは未成熟で怖さを見せることはできなかった。

FW: カイオ・ジョルジ ー
 85分にモラタとの交代で出場。

 

アッレグリ監督 5.5
 人選と入り方を間違えた前半のツケが試合結果として回って来た。最終ラインへのプレッシングとパスの受け手となる選手がマークされる状況は戦前に想定できただけに回避策の準備不足は批判されるべきだろう。キエーザとマッケニーの負傷は泣きっ面に蜂だから同情に値する。

アイロルディ主審 5.5
 肉弾戦に発展しやすい試合を上手くコントロールできていたとは言えない。両チームから不満が出ていたからだ。93分のメーレのハンドは VAR が必須。跳ね返ってもいないボールが身体から離れた右手に当たったプレーを流す判断は間違いと言わざるを得ない。