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プリマベーラ: ダ・グラサのドッピエッタでボローニャ戦を 2-2 の引き分けに持ち込む

 2020/21 カンピオナート・プリマベーラ第10節が行われ、ホームにボローニャを迎えたユベントスは2点の先行を許すもダ・グラサ選手のゴールで追い付き、試合は 2-2 の引き分けに終わりました。

画像:ドッピエッタの活躍でチームに勝点1をもたらしたダ・グラサ

 試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。

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表1:出場選手一覧(2020/21 プリマベーラ第10節 ボローニャ戦)
  選手名
GK 1: ガロファニ
DF 2: ムラッツィ(→ 13' st. 18: レオ)
5: デ・ウィンター (C)
6: フィウマーノ(→ 22' st. 13: エンゾアンゴ)
3: トゥリッキア(→ 13' st. 15: エヌテンダ)
MF 10: スーレ
4: バッレネチェア(→ 13' st. 14: オミッチ)
8: ミレッティ
7: セクロフ
FW 9: チェッリ
11: ボネッティ(→ 1' st. 20: ダ・クラサ)

 ボナッティ監督は 4-4-2 を選択。前節ジェノア戦からは3選手を入れ替え、DF ラインにはムラッツィ選手とフィウマーノ選手を抜擢。前線はチェッリ選手とボネッティ選手の2トップに託して試合に臨みます。

 

 試合は立ち上がりから両チームがシュートを放つ積極的な展開で幕が上がる。

 先行したのはボローニャ。8分に右サイドからクロスを供給するとパリューカ選手が体制を崩しながらもキープ。ユベントスの守備陣の足が一瞬止まったことを尻目にボールを回収したロッキ選手がシュートを決め、ボローニャが先制する。

 対するユベントスは20分にミレッティ選手が FK を直接狙うが、シュートは枠の上。27分にはデ・ウィンター選手の縦パスを受けたスーレ選手が反転シュートを放つも、これは右ポストに嫌われてゴールとはならず。こぼれ球を狙ったトゥリッキア選手は枠を大きく外してしまう。

 すると直後の28分にボローニャはカウンターで左サイドを突破すると、最後はパリューカ選手がクロスに合わせてボローニャのリードは2点に拡大する。

 2点のビハインドで前半を終えたユベントスは後半開始と同時にダ・グラサ選手を投入し、巻き返しを図る。49分に左 CK のクリアボールを回収したスーレ選手が巻いたシュートで狙うも、シュートはクロスバーに嫌われてしまう。

 だが、60分にチェッリ選手が落としたボールを回収したダ・グラサ選手がペナルティーエリア内に侵入して左足シュートをゴール右下に決め、ユベントスは1点差に詰め寄る。

 ユベントスは68分にミレッティ選手のボール奪取からダ・グラサ選手を経由し、最後は2列目から飛び出したセクロフ選手が狙うも GK モッラ選手の攻守に阻まれてしまう。しかし、ボローニャの守備を崩せずに試合は後半アディショナルタイムへ。

 攻め続けたユベントスはミレッティ選手の縦パスに反応したダ・グラサ選手が右足で豪快なシュートを決めて土壇場で 2-2 の同点に追い付く。しかし、反撃はここまで。ユベントスは2点のビハインドを跳ね返すも、勝点1の獲得に留まった。

 

 なお、ボナッティ監督は試合後に次のようにコメントしています。

アンドレア・ボナッティ監督:
「このドローには大きな悔いがあります。最初から最後まで私達が試合を支配したからです。

 不運にも前半の2つのエピソードが私達を罰し、2点のビハインドで前半を終えました。皮肉なことを証明したボローニャに感謝したいと思います。

 失望はあります。ポストを2度叩いたことに加え、私達は多くの決定機を作りました。勝点1を持ち帰りますが、今日に関しても決して諦めないという偉大な欲求があることを示しました」

 

 前半で2失点を許したものの、スーレ選手のシュートがポストやクロスバーを直撃するなど惜しい場面が多数あった試合でした。守備陣の不味い対応は今後の改善点ですし、決定機の数を考えると打ち勝つことができた試合です。

 そのため、収穫も大いにあった試合と言えるでしょう。

 攻撃陣は「プレゼントされた決定機」ではなく、「自分たちが能動的に行動を起こして得た決定機」ですから自信を持つに値します。守備陣は「高い DF ラインを設定した際のデュエルの精度」を高めることで成長が早まると考えられるからです。

 

 プリマベーラの次戦は2月20日(土)に予定されているカンピオナート第11節インテル戦です。育成年代で安定した強さを発揮するインテルを相手に久しぶりの勝利を手にすることができるのかに注目です。