『トゥット・スポルト』によりますと、ユベントスがサッスオーロに所属するロカテッリ選手とボガ選手に興味を示しているとのことです。両クラブは良好な関係性にありますが、サッスオーロが放出に応じるかが懸念点と言えるでしょう。
ミランで頭角を現したロカテッリ選手は1998年1月生まれの22歳。デ・ゼルビ監督のサッスオーロに移籍してから成長曲線を描き続け、今季はレジスタやダブルボランチの一角としてビルドアップを担当する MF です。
イタリアでは同じポジションのトナーリ選手(20歳)に大きな注目が集まっていますが、ロカテッリ選手も有望株です。そのため、3000万ユーロ以上の移籍金を要するトナーリ選手の争奪戦を避ける意味はあると言えるでしょう。
ユベントスとしてはクラブ間の関係が良好なサッスオーロに対し、「金銭+ニコルッシ選手によるトレード」での獲得を考えているとのこと。
ニコルッシ選手はセリエBのペルージャで22試合に出場し、1ゴール6アシストと結果を残しています。
また、コッパ・イタリアでは自らの FK でサッスオーロを敗退に追い込んでいますから、サッスオーロが交換トレードに興味を示す可能性はあります。
もう1人のジェレミー・ボガ選手は「セリエA最高のドリブラー」と称される WG です。元々はチェルシーが保有権を持っていたため、選手がステップアップを希望したとしても不思議ではありません。
ただ、左サイドでの抜群の突破力と32節を終えて11得点4アシストと結果を残しており、移籍金が高騰するのは不可避な状況にあります。
仮にユベントスが移籍金を捻出したとしても、左サイドでロナウド選手と共存させる必要があります。クルゼフスキ選手の獲得に既に大金を投じていますから、ボガ選手の獲得に本腰を入れる可能性は低いと言わざるを得ないでしょう。
ユベントスのフロント陣が余剰人員をどのように整理し、チームの若返りを促すのかに注目です。