ユベントスは公式サイト上で 2019/20 シーズン第1四半期の決算書を発表いたしました。売上高は1億7040万ユーロと前年同期比より2730万ユーロの増加を記録しています。
発表された数値は下表のとおりです。
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2018/19 | 2019/20 | |||
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項目 | 1Q | 1H | 1Q | 1H |
売上高 | 143.1 | 330.2 | 170.4 | - |
事業費 | 120.1 | 226.8 | 135.9 | - |
償却費 | 42.7 | 86.3 | 47.3 | - |
事業収支 | (19.7) | 17.0 | (12.8) | - |
税引き前損益 | (22.5) | 11.8 | (16.7) | - |
当期損益 | (24.7) | 7.5 | (19.2) | - |
ユベントスは四半期決算を公開していなかったのですが、2019/20 シーズンから発表するようになった模様です。
第1四半期が赤字になる理由は「第1四半期が9月30日までで区切られているから」です。第1四半期は「9月30日までの1ヶ月強」ですが、第2四半期は「10月から12月までの3ヶ月」で計上されます。
チケット収入や放映権料は「試合数」に強い相関関係があるため、2019/20 シーズンの前期も黒字で終えることは可能と言えるでしょう。
ただ、前年度はアディダス社との契約延長でボーナスを手にしているため、この分は差し引く必要があります。
とは言え、2019/20 シーズンを黒字で終えられるかは「チャンピオンズリーグの結果次第」でしょう。決勝まで進出することができれば、おそらく黒字で終えると思われます。
しかし、昨シーズンのようにベスト8止まりだと(かなりの確率で)赤字になると予想されます。より詳細な予測は前期決算が公表されてからになるでしょう。
ピッチ上で結果を出すことに加え、余剰人員の削減をフロント陣が行うことができるのかに注目です。