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【採点】 2019/20 セリエA第6節 ユベントス対SPAL

 アリアンツ・スタジアムで行われた 2019/20 セリエA第6節 SPAL 戦はピアニッチ選手とロナウド選手のゴールでユベントスが 2-0 で勝利しました。

画像:2試合連続のゴールを決めたピアニッチ

 先発した両チームの選手とフォーメーションは以下のとおりです。

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画像:2019/20 セリエA第6節 ユベントス対SPAL
表1:先発メンバー(2019/20 セリエA第6節 SPAL戦)
  Juventus
[4-3-1-2]
SPAL
[3-5-2]
GK 77: ブッフォン 99: ベリシャ
DF 16: クアドラード
19: ボヌッチ 画像:キャプテン
4: デ・リフト
14: マテュイディ
40: トモビッチ
23: ビカーリ 画像:キャプテン
3: イゴール
MF 6: ケディラ
5: ピアニッチ
25: ラビオ
8: ラムジー
26: サラ
11: ムルジャ
6: バルディフィオーリ
7: ミッシローリ
13: レツァ
FW 10: ディバラ
7: ロナウド
37: ペターニャ
9: モンチーニ

 ユベントスのサッリ監督は 4-3-1-2 を選択。左 SB にはマテュイディ選手を起用し、攻撃陣はトップ下のラムジー選手とディバラ選手とロナウド選手の2トップが牽引する布陣で試合に臨みます。

 対する SPAL のセンプリチ監督は 3-5-2 を選択。バルディフィオーリ選手が中盤でバランスを取り、ペターニャ選手とモンチーニ選手の2トップが攻撃の鍵を握る陣容で試合を迎えます。

 

 試合は3分に SPAL が右 CK からレツァの左足ボレーが枠の左に飛ぶ展開で始まる。

 対するユベントスはチーム全体が低調でパスミスを連発し、リズムを掴むことができない。SPAL は28分にボヌッチが開けたスペースを突いて3対2の局面を作るもトラップが大きなったところをデ・リフトにクリアされてしまう。

 徐々に持ち直したユベントスは34分に FK からのカウンターでディバラのシュートが枠を捉えるが、ベリシャが横っ飛びセーブで防ぐ。43分には右サイドに開いたロナウドのクロスにラムジーが飛び込んだが、これもベリシャがストップ。

 前半はゴールレスで折り返すと思われた45分にスコアは動く。ユベントスは左サイドからのクロスをベリシャにクリアされるも、ケディラが落としたところをピアニッチがミドルシュートを決め、1点をリードして前半を終える。

 後半になると1点のリードを得たユベントスが押し込む傾向がより強くなる。54分に右サイドを突破したロナウドのクロスにケディラがダイビングヘッドを放つが、これもベリシャがセーブ。

 ベリシャは67分にディバラのシュートを止めると、68分と74分にはロナウドのシュートを止め、試合の興味を繋ぎ止める。

 それでもユベントスは78分にディバラが左サイドで粘ると、ベンタンクールとピアニッチとのコンビでディバラが左サイドを持ち上がって中央にクロス。これをファーサイドに走り込んだロナウドが頭で合わせ、待望の追加点を手にする。

 一方の SPAL はブッフォンを脅かすような展開を作り出すことはできず。結局、試合はこのまま 2-0 で終了。ユベントスは相手 GK ベリシャの好パフォーマンスに苦しむを勝点3を積み重ねることに成功した。

 

 試合に出場したユベントスの選手・監督などへの採点は次のとおりです。

GK: ブッフォン 6.0
 枠内シュートで肝を冷やされることもなく、バックパスに対するプレッシングで焦ることもなく終了。穏やかな午後を過ごし、クリーンシートを達成した。

DF: クアドラード 6.0
 序盤は守備で危ない場面も作ったが、徐々に攻守において存在感を発揮。精度の高いクロスから得点の雰囲気を漂わせ、最後は守備力の高さも見せつけた試合となった。

DF: ボヌッチ 6.0
 積極的な食いつきを逆手に取られ、開けたスペースをカウンターで利用されるなど SPAL の FW 陣に陽動作戦に後手に回る。だが、守勢を強いられる時間が少なく、相手 DF を狙ったフィードで持ち味が光った試合となった。

DF: デ・リフト 6.5
 対峙した FW とのデュエルを制し、数的不利な状況での守備も相手のミスを的確に突いて対処に成功。力強さと安定感を示した良い内容の試合だった。

DF: マテュイディ 6.0
 急造の左 SB としては上々のパフォーマンスだった。攻撃時の動きが MF になりがちで、タッチライン際で幅を確保するなどの引き出しを増やすことで一線級の SB と対等な存在になるだろう。

MF: ケディラ 6.5
 中盤でバランスを保ち、右サイドに展開してからのクロスやエリア内に侵入してシュートなど持ち味を発揮。堅実なプレーに終始した。

MF: ピアニッチ 7.0
 レジスタとしてボールを動かし、縦パスを局面を変えるなど攻撃のスイッチを入れる役割を担った。45分には先制ゴールを決めるなどシュートの正確性も示した。

MF: ラビオ 5.5
 動き出しのタイミングなどが周囲と噛み合わず、試合から消えている時間が多かった。セリエAの水に馴染むには時間がかかりそうだ。

MF: ラムジー 6.0
 前半はロナウドとの連携が合わず、パスミスなど攻撃を停滞させる要因となる。しかし、前半終了間際のヘディングシュートなど持ち味を見せるなど連携面での向上を試合中に見せた。

FW: ディバラ 6.5
 右サイドを主戦場にドリブルからの突破で決定機を作り出す。シュートはベリシャに阻まれてしまったが、78分にロナウドにピンポイントクロスを供給し、アシストの結果を残した。

FW: ロナウド 7.0
 ベリシャに決定機を何度も阻まれたが、78分にヘディングシュートでゴールをこじ開ける。フィニッシュを手にする動きだけでなく、右サイドからのクロスで決定機を演出するなどアシスト役としても大きな存在感を発揮した。

 

【交代選手など】

MF: エムレ・ジャン 6.0
 ケディラとの交代で61分から出場する。役割を引き継ぎ、手堅い内容のプレーに終始。チームの編成を考えると、レジスタ役としての適正を実戦で確認しておきたい。

FW: ベルナルデスキ 5.5
 65分にラムジーに代わり出場機会を得る。トップ下から攻撃に関与したが、フィニッシュの精度を欠いたために良い印象を残すことはできず。不完全燃焼となった。

MF: ベンタンクール ー
 ラビオに代わる形で77分から出場。スペースへの動き出しや周囲のカバーによるサポートを行い、ラビオとの違いを示す。ボールタッチも柔らかく、途中出場するだけの価値があったことをプレーで示した。

 

サッリ監督 6.5
 本職のサイドバックが不在の中で勝点3を積み重ねる結果を残した。連携が崩れた状態で始まった試合だったが、時間の経過とともに内容を上向かせたことも好材料と言えるだろう。

ピッチニーニ主審 6.0
 落ち着いて試合を裁くことに成功。カードを提示した無理にコントロールすることもなく、セリエAで笛を吹くための自信を付けることに成功した。