パドバは公式サイト上でユベントス・Bチーム(= U-23)から FW ベンジャミン・モクル選手を獲得し、2021年6月までの契約を締結したと発表いたしました。これにより、モクル選手は半年でユベントスを離れることになります。
モクル選手は1989年10月生まれの29歳。コンゴにルーツを持つベルギー人の FW で、2018/19 シーズン前半戦はカルピ(セリエB)でプレー。シーズン後半戦はユベントス・Bチームに “助っ人” として加入していました。
ユベントス・Bチームでの成績は12試合4得点。極端に悪い成績ではありませんが、Bチームは「U-23」であり、オーバーエイジ枠は使いにくいという “特殊な事情” があります。
チームは初年度の目標である「残留」を達成しています。そのために冬の移籍市場で獲得されたベテランのモクル選手が「お役御免」となるのは自然なことと言えるでしょう。
なお、モクル選手が移籍するパドバは 2018/19 シーズンはセリエBでしたが、降格したことで 2019/20 シーズンはセリエCを戦います。ただ、パドバは北東部に位置するため、グループBに入ることが濃厚です。
そのため、リーグ戦で相対する可能性はゼロに近いと言えるでしょう。(ただし、コッパ・セリエCや昇格プレーオフでは対戦の可能性はある)
今季のBチームはペッキア新監督を招聘しており、求められるプレーにも変化が生じることが予想されます。現時点ではトップチームのプレシーズン・キャンプに招集されているマヴィディディ選手が主戦 CF として計算されていることでしょう。
モクル選手が退団したことで生じた “穴” を感じさせないパフォーマンスをBチームに所属する選手たちが見せることができるのかに注目です。